第25週「ムラサキカタバミ」
第121回【9/18(月)】
神社の森の植物を守るため、国が推し進める神社合祀令をどうにか食い止めたいと考えた万太郎(神木隆之介)は、大学を辞め一植物学者として生きることを決意する。寿恵子(浜辺美波)、千歳(遠藤さくら)、百喜(松岡広大)ら家族もそんな万太郎を応援するのだった。ある日、りん(安藤玉恵)は千歳にあるお願いをする。
第122回【9/19(火)】
万太郎(神木隆之介)は徳永(田中哲司)に辞表を提出。植物学教室を去る日、佑一郎(中村蒼)が大学へやってくる。翌年度から教授となるのだ。それぞれ別の道を行く万太郎と佑一郎だが、目指す場所は同じなのだと確認しあう。そして時代が明治から大正へと変わる頃、千歳(遠藤さくら)と虎鉄(濱田龍臣)が結婚。万太郎、寿恵子(浜辺美波)は二人の幸せを心から祝福する。
第123回【9/20(水)】
大正12年9月1日。万太郎(神木隆之介)の図鑑はついに完成しようとしていた。万太郎は、永守がいる神戸に旅立つ準備を、寿恵子(浜辺美波)と千歳(遠藤さくら)は、いつものように昼食の準備をしていた。その時―、関東大震災が発生。火災も起き、各地で甚大な被害が出る。大畑印刷所で働く虎鉄(濱田龍臣)は、大畑(奥田瑛二)と共に消火活動に。万太郎、千鶴(本田望結)たちは持てるだけの標本をもって渋谷へと避難する。
第124回【9/21(木)】
万太郎(神木隆之介)、寿恵子(浜辺美波)、千歳(遠藤さくら)、千鶴(本田望結)は、ようやく渋谷までたどり着く。渋谷一帯は被害が少なく、寿恵子の店も無事だった。地震から数日後、虎鉄(濱田龍臣)、百喜(松岡広大)、大喜(木村風太)、家族みんなの無事が確認でき安堵するが、長屋は、40年かけて集めてきた標本や原稿が無残な姿となっていた。肩を落とす万太郎がふと地面に目をやるとムラサキカタバミが咲いていて…。
第125回【9/22(金)】
震災からおよそ1カ月。万太郎(神木隆之介)は、ムラサキカタバミの植物画を描いていた。こんな時だからこそ、たくましく咲いている植物を見てうれしかった。その気持ちを誰かに渡したいのだと、万太郎は寿恵子(浜辺美波)に話す。寿恵子は百喜(松岡広大)と大喜(木村風太)に広い土地を探してほしいとお願いする。そして、相島(森岡龍)にもある決意を伝える。