第16週「コオロギラン」
第76回【7/17(月)放送】
田邊(要潤)が発表の準備をしていたトガクシソウを、留学中の伊藤孝光(落合モトキ)が、突如イギリスの雑誌に発表。田邊の名を冠した学名は幻となる。新種の発表は一刻を争うもので、一手負ければそれで終わり。それが学者の世界なのだと徳永(田中哲司)は言うが、藤丸(前原瑞樹)は、そこまでして新種発表や名付けを競うことに耐えられないと、教室を出て行ってしまう。万太郎(神木隆之介)は藤丸の言葉が心に深く刺さり…。
第77回【7/18(火)放送】
つわりで食欲のない寿恵子(浜辺美波)。何か食べさせたいと、万太郎(神木隆之介)が困っていると、そこへ藤丸(前原瑞樹)がやってくる。藤丸のすすめで揚げ芋を作ると、寿恵子は美味しく食べることができ、ひとまず安心。その後、丈之助(山脇辰哉)、ゆう(山谷花純)、福治(池田鉄洋)らも交えて井戸端で残りの揚げ芋を食べていると、突然、藤丸が、大学を辞めたいと言い出して…。
第78回【7/19(水)放送】
植物をめぐる競い合いに苦しんでいた藤丸(前原瑞樹)に、万太郎(神木隆之介)は、大学を辞めるのではなく、少し休んで、自分に合ったやり方を探してみてはどうかと伝える。胸のつかえが取れた藤丸は、田邊(要潤)に休学する旨を伝え、万太郎の植物採集や図譜の刊行の手伝いを始める。そして、ヤマザクラの画が載った『日本植物志図譜 第二集』が完成する。
第79回【7/20(木)放送】
寿恵子(浜辺美波)に見送られ、万太郎(神木隆之介)と藤丸(前原瑞樹)は、植物採集の旅へと出かける。その頃、ヤマザクラの画が載った『日本植物志図譜 第二集』が、野田(田辺誠一)や里中(いとうせいこう)、そして、田邊(要潤)の元に届く。田邊は、画工の野宮(亀田佳明)に万太郎のような植物画を描くよう命じる。途方に暮れる野宮は波多野(前原滉)に顕微鏡での観察法を教えてほしいと相談し…。
第80回【7/21(金)放送】
寿恵子(波辺美波)は、万太郎(神木隆之介)から送られてくる植物標本を乾燥させる作業や、イチ(鶴田真由)から預かった内職をしながら、万太郎の帰りをお腹の子と待っていた。季節は秋に―。ついに寿恵子は、えい(成海璃子)、りん(安藤玉恵)らの協力の元、無事に女の子を出産。帰ってきた万太郎も生まれたてのわが子と対面を果たす。この子の人生にありとあらゆる草花が咲き誇るようにと名付けた名前は…。