第1回【2022/5/27(金)放送】
京都の路地に店を構えた居酒屋「のぶ」が異世界とつながってから1年……。大将(大谷亮平)としのぶ(武田玲奈)が営むここ、居酒屋「のぶ」では今日も常連客のニコラウス(白洲迅)、ハンス(小林豊)、ベルトホルト(阿部進之介)が唐揚げの味付け論争で盛り上がる――。別の日、カウンターに見慣れぬ女性のひとり客が。酒も飲まずツマミを注文する彼女はいったい何者なのか!? 常連客と大将・しのぶの推理が繰り広げられる。
第2回【2022/6/3(金)放送】
ある晩、ヨハン=グスタフ(品田誠)が叔父である先帝陛下(大和田伸也)を連れて「のぶ」にやって来る。先帝陛下は、お互いに文化の異なる北方三領邦との難しい会議を明後日に控えていたが、大将から提供された魚料理の数々に舌鼓を打ちながら、会議を成功へと導くアイデアを思い付く。そして後日、「のぶ」に来店した市参事会のゲーアノート(波岡一喜)の口から、北方三領邦との会議の様子が語られて……。
第3回【2022/6/10(金)放送】
新月の夜、エーファ(新谷ゆづみ)から、酒と甘い物を好む魔女の話を聞いた大将としのぶ。その直後、怪しげな女、イングリド(水野美紀)が「のぶ」に来店。イングリドを魔女だと疑うエーファの前で、イングリドはしのぶ特製のプリンを食べる。また後日、「のぶ」を訪れたエトヴィン助祭(田山涼成)とトマス司祭は、大司教ロドリーゴが魔女を捜しているという噂を口にする。その後、2人はナス料理を注文するが……。
第4回【2022/6/17(金)放送】
大司教の来訪にアイテーリアが揺れる中、ダミアン(梶原善)の差し向けたゴロツキたちが「のぶ」にやって来る。ゴロツキに絡まれたヘルミーナ(堀田茜)だったが、たまたま居合わせたアルヌ(浅香航大)に助けられる。その後、アルヌが天ぷらを堪能しているとゴロツキたちが戻ってきて……。別の日、大将が立派なカキを仕入れてきた。“鉄砲貝”とも呼ばれるカキに目がないベルトホルトは早速大将に生がきをリクエストするが……。
第5回【2022/6/24(金)放送】
ある晩、妊娠中のヘルミーナのため、つわりに効くという秘伝のメニューを求めて家を飛び出したベルトホルト。翌朝、彼の行方を捜して「のぶ」を訪れたヘルミーナが大将やしのぶと朝食を食べていると、ベルトホルトが現われる。またある日、イングリドの弟子のカミラ(三原羽衣)が師匠を捜して「のぶ」を訪ねる。試食のやげん軟骨の唐揚げや焼きおにぎりを食べながら、カミラはイングリドと出会ってからの日々に思いをはせる。
第6回【2022/7/1(金)放送】
すっかり「のぶ」の常連となったアルヌとイングリド。アルヌが頼んだキノコの天ぷらを見て、イングリドはキノコに関する昔話を語り出す。そんな2人に、大将はマッシュルームのアヒージョとペペロンチーノを提供する。数日後、アルヌの家来で料理人でもあるイーサク(才川コージ)が「のぶ」を訪れる。ゴボウとニンジンのかき揚げや牛すじの土手焼きといった未知の料理に感動したイーサクは、料理人として大事なことに気付く。
第7回【2022/7/8(金)放送】
ある晩、「のぶ」に食通のブランターノ男爵(木下ほうか)と吟遊詩人のクローヴィンケル(武田鉄矢)が来店。大将はカキのグラタンを作るが、「これはこれでおいしいが、あなた自身の味ではないのでは?」とクローヴィンケルに指摘される。またある日、ダミアンから「のぶ」には魔女がいると吹き込まれたエンリコ(好井まさお)が来店。呪術の力を持つというエンリコは大将に出された茶碗蒸しの具材で真相を占うが……。
第8回【2022/7/15(金)放送】
クローヴィンケルに自分の詩を見てもらったアルヌ。しかし、その詩は何か大事なことからの「逃避」であると見抜かれ、アルヌは落ち込む。一方、アイテーリアではロドリーゴによる魔女狩りが進められていたが、その背後にはダミアンの陰謀が潜んでいた。ダミアンから「のぶ」が魔女のねぐらになっていると聞かされたロドリーゴは、早速、「のぶ」にやって来る。そこにはひとり、酔いつぶれたイングリドの姿があった。
第9回【2022/7/22(金)放送】
「のぶ」で再会を果たしたイングリドとロドリーゴは、久々に酒を酌み交わす。アサリの酒蒸しをアテに、思い出話に花が咲く2人。また別の日、「のぶ」を訪れたアルヌは、詩人の道を諦めて家業を継ぐべきか悩んでいた。そんなアルヌに、新作の肉じゃがを差し出す大将。そこに込められた深い想いとは? そのころ、山道には女傭兵リオンティーヌ(早霧せいな)の姿が。年末の大市に向けて、再びアイテーリアを目指していたのだ。
最終回【2022/7/29(金)放送】
年に一度のアイテーリアの大市が始まった。予想を上回る人出の多さに、開店準備を進める「のぶ」も大忙し。タイミング良く店を訪ねてきたリオンティーヌも手伝いを買って出る。店が開くと、町の常連客のほか、先帝陛下やロドリーゴといった王侯貴族や聖職者らも続々と来店し、「のぶ」にゆかりのある客が一堂に会することに。大将の絶品料理に皆の顔がほころぶ中、何やらイーサクがアルヌのことを皆に紹介して……。