第11回【2021/10/18(月)放送】
「殺せ!」と囁くヨハンの幻聴を聞きながら、バルムはヒョンチョルを殺害する。警察に自首するバルム。だが、監視カメラが船に乗って逃亡するヒョンチョルの姿を捉えており、誰もバルムを信じない。やがて彼の前に死んだはずのダニエルが姿を現し、監視カメラの映像は自分が捏造したものだと告げる。一方、ボンイは十数年前に自分を暴行した犯人カン・ドクスが出所したことを知る。バルムはボンイのためにドクス殺害を決意するが…。
第12回【2021/10/19(火)放送】
血を流して倒れるボンイ。バルムは傍にいたドクスを殺害する。ドクスの死体を発見したムチは犯人がサイコパスだと確信するが、警察上層部はボンイの復讐殺人の可能性を疑う。ボンイはドクスを殺したのはムチだと思い込み、彼をかばうため口を閉ざす。バルムは、ドクスに狙われ彼の殺害現場にいた少女を訪ねる。「犯人はおじさんでしょ?」と問いかける少女。河川敷からドクスを殺害した凶器が発見され、犯人のものと思われるDNAが検出される。
第13回【2021/10/25(月)放送】
凶器に付着したDNAは、別の事件で服役中のイ・ジェシクのものと判明。ムチは捜査の混乱を狙った犯人の仕業だと推測する。一方、ホンジュに誘われ放送局で働き始めたボンイは、別の連続殺人事件の犯人とされたキム・ボンチョルと会い、冤罪の可能性を感じる。さらにボンイは被害者の女性と会う。彼女はヨハンの母ジウンだった。ムチも真犯人がジェシクだということをつかむ。刑期を終えて出所したジェシク。それを知ったバルムは……。
第14回【2021/10/26(火)放送】
出所したジェシクを取材しようとして逆に彼に襲われてしまったホンジュ。その時、彼女を助けジェシクを殺害したのはバルムだった。駆けつけたムチは、姿を消した犯人に「被害者の代わりに復讐を気取っても、お前はサイコパスだ」と叫ぶ。一方、ボンイはドライブカメラを見て、ドクス殺害の犯人がバルムだと知り驚愕するが、彼への愛は変わらなかった。そんな彼女にバルムも応え、彼女となら本来の自分に戻れるかもしれないと希望を抱くが…。
第15回【2021/11/1(月)放送】
自宅の地下室で、事件の物証の数々を発見したバルム。彼は、ヨハンの記憶と思っていたものが自分自身の記憶だと気づき、言葉にならない衝撃で打ちのめされる。その頃、入院中のチグクが意識を取り戻し、バルムは自分の犯行がバレるのではと恐怖と自責の念で怯える。ダニエルは、ソジュンの脳移植実験のデータによりバルムに残された時間も短いと告げる。バルムは、死後もサイコパスと責められるヨハンの潔白を証明しようと考えるが…。
第16回【2021/11/2(火)放送】
病院を訪れたムチは、息を引き取ったチグクを発見し呆然とする。怪しい人影を見かけたバルムは追跡を開始する。モーテルに追い詰めた男と格闘になるが男はビルから転落、もう1人の男は車で逃走する。チグクの葬儀の日、葬儀場で見かけた男性の持っていた遺影が、母代わりに自分を育てた叔母の夫であることに気づくバルム。叔母に電話をしても繋がらず、母には姉妹がいないことを知ったバルムは、自分の過去に疑念を募らせるが…。
第17回【2021/11/8(月)放送】
幼い頃、バルムの家は放火され、母、再婚した義理の父は死亡、妹のジェヒは行方不明となる。そして犯人と目されるソン・スホこそ、バルムが引き起こした連続殺人事件の最初の被害者であり、彼の腕にはチグクを殺害した謎の組織「OZ」のタトゥーが…。一方、ボンイはジウンの家で男の子の写真を見かけ、ドクスに襲われた自分を助けた命の恩人だと気づく。さらに、その少年がヨハンだと知ったボンイは信じることができず混乱する。
第18回【2021/11/9(火)放送】
ヨハンが死の間際に残したのは、「俺たちは実験用のマウスだ」という言葉だった。バルムはかつてスホへの復讐を考えていた時、スホの住所を知らせる発信人不明のメールを受け取ったことを思いだす。一方、チグクを殺害した男の車のドライブレコーダーで、ドクス殺害の現場にマスクをして現れるバルムの姿を確認したムチ。ついにバルムはムチに、ドクス殺害を告白する。そして、罪は償うが、OZの正体を明かすまで待ってくれと頼むのだった。
第19回【2021/11/15(月)放送】
拘置所にやってきたジウンに、バルムが自分の子であることを知った経緯を明かすソジュン。彼はバルムを救うために、生きていたヨハンを犠牲にしたことを明かすのだった。一方、ボンイはバルムの腕に傷跡を発見。自分が怪しい男に斬りつけた傷と似ているため、激しく動揺する。その頃、バルムは叔母を捜して済州島へと渡っていた。彼女が打ち明けた恐ろしい事実に衝撃を受けたバルムは、さらなる真相を突き止めるために動き出すが…。
最終回【2021/11/16(火)放送】
OZを操る黒幕は、大統領秘書室長チェ・ヨンシンだった。彼女はバルムに、サイコパス胎児堕胎法案を成立させるため、彼をずっと観察してきたことを打ち明ける。やがてヨンシンは逮捕され、恐るべき組織の計画が暴かれていく。一方で、バルムの犯行を知ったムチとボンイは彼への憎しみに揺れていた。バルムは死刑判決を受け、拘置所に収監される。彼は全てを終わらせるため、刑務官になった友人ク・ドングの協力を得てソジュンの独房に忍び込み…。