第1回【2022/6/25(土)放送】
ある夜、徹生(柄本佑)は会社の会議室で目が覚めた。どうやらうたた寝をしていたらしい。ところが、帰宅すると妻・千佳(鈴木杏)はひどく驚いた表情を見せる。千佳から、自分は3年前に会社の屋上から転落死したのだと聞いた徹生だが、全く記憶にない。その頃、なぜか故人が次々とよみがえっており、そういう‘復生者’と呼ばれる人々に関するニュースが世の中にあふれていた。混乱しながらも、自分がなぜ死んだのかを探ろうとする中、徹生はかつて佐伯(阿部サダヲ)という人物に付きまとわれていたことを思い出す。
第2回【2022/7/2(土)放送】
自分が死ぬ少し前、佐伯(阿部サダヲ)と車の中で争ったことを思い出した徹生(柄本佑)は、その後どうなったかがわからず不安になっていた。そのうえ母・恵子(風吹ジュン)まで徹生の自殺説を信じていると知り閉口する。そんな中、秋吉(萩原聖人)のディスカウントショップでバイトをしながら就職活動に励むが、生き返った人間への世間の風当たりは強く、ことごとくうまくいかない。踏んだり蹴ったりで迎えた誕生日、徹生は妻・千佳(鈴木杏)と佐伯の秘密を聞かされる。
第3回【2022/7/16(土)放送】
徹生(柄本佑)は自分が本当に佐伯(阿部サダヲ)に殺されたのかを確かめようと、転落現場である会社の屋上を訪ねるが、記憶はあいまいなままだった。そんな中、日本中の復生者(生き返った人間)が集う会の招待状が届き、生命保険の返金問題を相談するため参加することに。同じ復生者である木下(藤森慎吾)らと知り合い心強く思う中、宿の自室に一枚のDVDが届けられた。そこに映っていたのは思いがけないものだった……。
第4回【2022/7/23(土)放送】
衝撃の再会をした佐伯(阿部サダヲ)から死の真相を聞かされた徹生(柄本佑)。だがなぜそんなことになったのか受け止めきれずにいた。母・恵子(風吹ジュン)のいる実家に寄ってから帰宅するが、妻・千佳(鈴木杏)にも話すことができない。会社の元上司・安西(渡辺いっけい)を訪ね、屋上で自分が死んだ日のことを再検証するも、そこで甦った記憶の断片を持て余す。何か手がかりを得たいと、すがるような思いで佐伯を訪ねる徹生。そこで佐伯が語ったのは、意外な言葉だった。
最終回【2022/7/30(土)放送】
ついに自分の死の謎が解け、真相を受け入れた徹生(柄本佑)。なつかなかった息子・璃久(斉藤拓弥)からも「お父さん」と呼ばれ、妻・千佳(鈴木杏)と3人で家族の絆を確かめ合う。復生者(生き返った者)の会で出会った木下(藤森慎吾)と新しいビジネスも始めることになり、NPO法人の池端(滝藤賢一)の支援を受けながら前向きに生き直そうとした矢先、世界中で復生者が次々に消えているというニュースが飛び込む。残された時間が短いことを知った徹生は……。