第1回【2021/7/8(木)放送】
緊急事案対応取調班、通称キントリの刑事・有希子(天海祐希)が出張で乗った飛行機が離陸直前、カリスマ活動家の塔子(桃井かおり)にハイジャックされた。有希子が説得し、警乗警察官の山上(工藤阿須加)も対応するが、爆弾を持ち込んだと言う塔子は同乗する国土交通副大臣の宮越(大谷亮平)を呼べと要求。そんな中、宮越の秘書の東(今井朋彦)が塔子ともみ合い、命を落とす。
第2回【2021/7/15(木)放送】
本物のしのぶ(円城寺あや)が遺体で見つかり、しのぶ殺害の容疑で塔子(桃井かおり)の逮捕状を別途請求し、取り調べ時間を延ばそうと画策する有希子(天海祐希)。だが、北斗(池田成志)は頑として許可しない。そんな中、ハイジャック事件で命を落とした東(今井朋彦)の息子・奨太(石田星空)がキントリを訪れ、父が飛行機に乗る直前に郵送してきたという筆箱を差し出す。
第3回【2021/7/22(木)放送】
有希子(天海祐希)らはボクサーの石倉(岡山天音)を殺人容疑で取り調べることに。週刊誌記者の梅本が殴られた後、川で溺死した事件で、その2時間前に石倉と歩く姿が防犯カメラで確認された。石倉はチャンピオン・加賀見(神尾楓珠)とのタイトルマッチを直前に控えており、それは元不良少年が大卒プリンスに挑むことでも話題の一戦。記者会見の場には梅本もいて、事件はその後に起きていた。任意同行に応じた石倉が容疑を否認する中、梅本の同僚・三波は梅本が金に困っていたと証言。一方、有希子は記者会見の映像に注目する。
第4回【2021/8/12(木)放送】
食品工場で技術者・頼子(高橋メアリージュン)が自ら開発したシステムを故意に故障させ、ガス漏れが発生。倒れた頼子を救出しようとした専務の三上(内村遥)と工員が死亡した。キントリは頼子の取り調べを任されるが、主治医の折原(甲本雅裕)が許可しない。ようやく5分以内という条件で許可を得て向き合った有希子(天海祐希)らに対し、頼子は死刑を懇願する。
第5回【2021/8/19(木)放送】
一人暮らしの女性・和代の遺体が階段下に倒れた状態で見つかった。発見者は隣家の主婦・マサエで、和代の息子で長野に住む彰に、母親の様子を見てきてほしいと頼まれたという。遺体のそばには見守りカメラ搭載の家庭用ロボットが落ちていた。有希子(天海祐希)らは‘ロボットの取り調べ’を指示され、困惑しつつも、IT企業を経営する彰からリモートで事情を聞く。
第6回【2021/8/26(木)放送】
財務省勤務の諸星(駿河太郎)が、別居中の妻・麻美が6歳の息子を連れ去ったと通報。特殊犯捜査係の鬼塚(丸山智己)からの電話に出た麻美は、息子を返すくらいなら一緒に死ぬと言う。北斗(池田成志)は有希子(天海祐希)を交渉役に指名。そんな中、恋人・小夜子(清瀬やえこ)と同居する諸星が、自分が先に麻美の元から息子を連れ去ったと認め、麻美の虐待を口にする。
第7回【2021/9/2(木)放送】
霊能者の馨が「失踪した医師の霊から助けを求められた」と警視庁を訪れるが、そこに居合わせた山上(工藤阿須加)が追い返す。直後、失踪届が出されていた美容外科医のかばんが発見され、刑事部長の北斗(池田成志)が馨に協力を求めると言い出した。渡辺(速水もこみち)らが自宅を訪ねると、双子の妹・渚が応対。渚に説得された馨は有希子(天海祐希)らの聴取に応じるが…。
第8回【2021/9/9(木)放送】
‘キントリ解散’まで15日。ハイジャック犯・塔子(桃井かおり)の事件が大きく動く中、有希子(天海祐希)らに物流センターで起きた殺人事件の取り調べ要請が入る。アルバイトの主婦・あゆみが交際を迫ってきた社員の桜田(須田邦裕)を3階から転落させたというもので、有希子はあゆみの同僚に聴取。菱本(でんでん)や小石川(小日向文世)も独自の捜査に乗り出す。
最終回【2021/9/16(木) 放送】
東に続く塔子の死で真相が闇に葬られようとしているハイジャック事件。その鍵を握る国交副大臣・宮越(大谷亮平)の周辺で想定外の事件が起きてしまう。混乱する有希子(天海祐希)に思わぬ人物が協力を申し出る中、小石川(小日向文世)は東の息子・奨太(石田星空)と対面。一方、山上(工藤阿須加)と共に宮越の秘書・須藤(尾上寛之)を聴取した渡辺(速水もこみち)は、現れた宮越の様子に不審を抱く。