剣樹抄~光圀公と俺~ 第1回~最終回 NHK BSプレミアム 毎週金曜 後8:00~8:43

第1回「家康の孫」【2021/11/5(金)放送】
若き徳川光圀(山本耕史)は無宿の孤児・了助(黒川想矢)と出会い、彼の木刀による必殺剣法に驚く。光圀は了助を隠密組織『拾人衆』に誘った事を正室・泰姫(松本穂香)に告げる。『拾人衆』は、それぞれの特殊能力を生かし諜報活動を行う孤児たちの集まりだ。光圀は拾人衆の協力を得ながら、現場に残された絵地図を頼りに、明暦の大火を引き起こした火付け一味の首領が、錦氷ノ介(加藤シゲアキ)であることをつかんでいく。

第2回「明暦の放火犯」【2021/11/12(金)放送】
氷ノ介(加藤シゲアキ)が「明暦の大火」を起こす前、浪人・渡辺(駿河太郎)と会っていたとの情報が入る。場所は人気の女将・勝山(美村里江)が営む風呂屋・紀伊国屋だという。光圀(山本耕史)は了助(黒川想矢)ら「拾人衆」を潜入させるが、氷ノ介も渡辺も姿を現さない。だが、町人に扮(ふん)して紀伊国屋に出向いた光圀は、勝山と渡辺がつながっていることを確信する。

第3回「兄の真意」【2021/11/19(金)放送】
光圀(山本耕史)は久しぶりに兄・頼重(八嶋智人)と再会する。光圀は頼重を敬愛しているが、弟の自分が家督を継いでしまったことに申し訳なさを感じ、複雑な思いを抱いていた。一方、了助(黒川想矢)から、火付け一味の首領が氷ノ介(加藤シゲアキ)であることを聞いた仏師の吽慶(石坂浩二)は、氷ノ介こそ自分の実の息子であると確信。親子間の過去の因縁を光圀に語り始める。

第4回「光圀の罪」【2021/11/26(金)放送】
氷ノ介(加藤シゲアキ)は光圀(山本耕史)と吽慶(石坂浩二)を始末するため、吽慶が住む寺の焼き討ちを計画。だが、光圀らはそれを読んでおり、吽慶は氷ノ介と対峙(たいじ)する。一方で光圀は、若き日に悪友・鶴市(坪倉由幸)の挑発に乗り殺してしまった無宿人(三宅弘城)の息子が了助(黒川想矢)と知る。

第5回「座敷牢の男」【2021/12/3(金)放送】
光圀(山本耕史)は両火房(山口馬木也)から首領・氷ノ介(加藤シゲアキ)の隠れ家を聞き出そうとするが、口を割らない。一方の氷ノ介は部下の鶴市(坪倉由幸)とつじ斬りを画策。つじ斬りの現場からは水戸家家臣・中山(西村まさ彦)の物が発見され、光圀と旧友の剣豪・義仙(舘ひろし)は中山の疑いを晴らそうと動く。そんな中、光圀の正室・泰姫(松本穂香)が両火房と話をしたいと言い…。

第6回「鬼を人に返す」【2021/12/10(金)放送】
光圀(山本耕史)は了助(黒川想矢)の父・与惣次郎(三宅弘城)を斬ってしまった過去に苦しむ。一方、氷ノ介(加藤シゲアキ)らはまたもつじ斬りを行い、「極楽組」の犯行であることを名乗り出る。犯行に使われた刀は鍛冶屋・康成(池田努)が幕府から預かっていたが、実は盗まれていたものだった。光圀はその件を届け出もしなかった康成とその妻・お栄(雛形あきこ)に疑念を抱く。

第7回「心の旅」【2021/12/17(金)放送】
与惣次郎(三宅弘城)を斬った光圀(山本耕史)を許すことができない了助(黒川想矢)は、義仙(舘ひろし)に連れられ日光へ旅に出る。そんな彼らに忍びのりん(中嶋朋子)が襲い掛かる。一方、日光に逃げた氷ノ介(加藤シゲアキ)は、首領・極大師(本田博太郎)と江戸に戻る決意を固めていた。江戸では、光圀が了助を気に掛けつつも、氷ノ介と別れ強盗を繰り返す鶴市(坪倉由幸)を追う。

最終回「ふたり」【2021/12/24(金)放送】
極大師(本田博太郎)ら極楽組による老中・信綱(升毅)の暗殺計画を知った光圀(山本耕史)は信綱に会い自重を促すが、逆に励まされ我を取り戻す。一方、極大師らを捜す了助(黒川想矢)は、氷ノ介(加藤シゲアキ)に捕らえられてしまう。了助の行方を必死に捜す光圀たち。状況を打開したのは、拾人衆・亀一(川口和空)の特殊な聴覚であった。そして、光圀と氷ノ介の最後の戦いの火ぶたが切って落とされる。