第1回【2021/10/14(木)放送】
マリコ(沢口靖子)に警察庁勤務の元夫・倉橋(渡辺いっけい)から‘引き抜き話’が舞い込む。その矢先、倉橋の同僚・立岡が京都出張中に雑居ビルの非常階段から転落死を遂げ、事故として処理されたものの、庁内にはかん口令が敷かれた。不審に思う倉橋は、真相を調べてほしいとマリコに依頼。早速、マリコは土門(内藤剛志)や蒲原(石井一彰)を巻き込んで捜査を開始する。
第2回【2021/10/28(木)放送】
塗装会社元社員・洋子(森口幸音)の遺体を、隣人の沙織(奥山かずさ)が発見。刺殺と思われたが、骨盤骨折による出血が死因と判明する。洋子は前月、退職しており、同僚だった美咲(泉川実穂)は所長の典子(瑛蓮)のパワハラが原因だと証言。マリコ(沢口靖子)は手掛かりを求めて再び洋子の部屋を訪れるが、特殊清掃会社の美穂子(佐津川愛美)が消毒薬を散布していた。
第3回【2021/11/4(木)放送】
スマートフォンのアプリコンテストを主催したIT企業社長が何者かに呼び出され、自転車で走行中に爆発物により死亡した。マリコ(沢口靖子)は遺体に付着していた金色の物質に注目。それは割れた器をつなぐ‘金継ぎ’の成分で、金継ぎの器で知られるカフェの存在が浮上する。マリコと土門(内藤剛志)が訪ねると、カフェは潰れ、アプリ開発を手掛ける事務所になっていて…。
第4回【2021/11/11(木)放送】
金融業者の矢吹と亀井が倒産したビリヤードバーの店内で、経営者の横沢の他殺体を発見。マリコ(沢口靖子)らはぴかぴかに磨かれた靴に注目する。程なく、横沢が父親違いの弟で3年前に病死したプロ野球選手の上杉に借金を肩代わりさせていた事実が浮上。上杉の妻で靴磨き職人の明里はマリコと土門(内藤剛志)に対し横沢とは会っていないと言い、アリバイを主張する。
第5回【2021/11/18(木)放送】
4年に1度の国際ピアノコンクールの日本最終予選当日、会場でドイツ人審査員長の絞殺体が発見され、マリコ(沢口靖子)らが臨場する。犯行は前夜で、犯人は指を負傷した可能性が。支配人によると前日は休館日だが、参加者の真奈美、戸村、山崎が練習に訪れ、調律師の和田も来たはずだという。土門(内藤剛志)らの聴取に、和田の歯切れは悪く、指にはばんそうこうがあった。
第6回【2021/11/25(木)放送】
横井という男性の刺殺体が発見され、マリコ(沢口靖子)らが臨場。所持品のキーホルダーは山田村の公式グッズで、村には奈良時代の僧侶作の仏像があるという。仏像は、古美術の目利きで有名な‘鑑定王子’こと礼司がお墨付きを与えたものだった。村を訪ねた土門(内藤剛志)とマリコは、横井が「仏像は奈良時代より後のもの」と村長に言いがかりを付けていたことを知る。
第7回【2021/12/2(木)放送】
人気男性アイドルグループの追加メンバーを選ぶオーディションが行われている合宿所で、参加者・輝の遺体が発見され、マリコ(沢口靖子)らが臨場。7人の参加者はここで共同生活し、当日は賄い担当者、プロデューサー、ダンス指導者ら関係者以外の出入りはなく、犯人はこの中にいると考えられた。また、死因は窒息死で、凶器はピンクのフェイクファーと判明する。
第8回【2021/12/16(木)放送】
AIセンターから未明に火災通報があり、急行した消防がサーバー室でニュースサイト記者・高階(野田晋市)の遺体を発見した。死因は二酸化炭素中毒。火災の痕跡がないのに二酸化炭素消火装置が作動したと知ったマリコ(沢口靖子)や土門(内藤剛志)は、わざと装置を誤作動させた殺人を疑う。主任の優真(美村里江)によると、セキュリティーは全てAIが管理しているという。
第9回「2時間スペシャル」【2022/1/13(木)放送】
マリコ(沢口靖子)と宇佐見(風間トオル)は、近畿5府県の科捜研研究員を対象にした研修のため、和歌山の山中の新設病院へ。法医科のマリコらは化学科講師で科警研の丸山(長嶋一茂)から、土砂崩れでもう一人の講師が到着していないため、講師不在で実習を進めるよう指示される。そこで大阪府警の英子(寒川綾奈)が遺体役となるが、程なく実際に呼吸していないと分かる。
第10回【2022/1/20(木)放送】
暴力団のフロント企業で働く才賀の遺体が山中で発見され、マリコ(沢口靖子)らは殺人と断定。才賀が握っていた区民会館所有の鼓の指紋の一つが生活安全課の高安のものと判明する。かつて暴力団を相手にする‘マル暴’の刑事だった高安だが、才賀とは面識はないという。一方、才賀が事件前に食べたのが、食品会社社員の栞が副業で始めた店のサンドイッチだと分かる。