第1回【2022/1/7(金)放送】
父の行方を捜して江戸から京にやって来た少女・千鶴(若柳琴子)は、血を求める化け物に襲われそうになる。その化け物を斬り伏せたのは、「人斬り集団」と恐れられる、土方(崎山つばさ)、沖田(金井成大)、斎藤(矢野聖人)ら新選組の幹部たちだった。千鶴は新選組に身を置き、父・綱道を捜すことになるが…。
第2回【2022/1/14(金)放送】
新選組屯所への襲撃計画を知った土方歳三(崎山つばさ)らは、長州人をはじめとする尊王攘夷派浪士が集う会合の場に踏み込むことを決める。会合場所は「四国屋」か「池田屋」のいずれか。だが、山崎烝(永田崇人)ら監察の情報だけでは絞り切れない。やむなく、隊を二手に分けて出陣し、近藤勇(田中幸太朗)ら10人は池田屋へ、土方ら24人は四国屋へと向かうが…。
第3回【2022/1/21(金)放送】
山南敬助(中林大樹)の命を受け、土方(崎山つばさ)らの元へ伝令に駆け付けた千鶴(若柳琴子)。その頃、近藤(田中幸太朗)らは既に池田屋に踏み込んでいた。激戦の中、沖田総司(金井成大)と藤堂平助(福山康平)はただならぬ気配の妖しげな浪士2人に遭遇。それぞれ一戦を交えるが…。
第4回【2022/1/28(金)放送】
池田屋への討ち入りで一夜にして名を上げた新選組では、近藤(田中幸太朗)らが行った隊士募集に応じ、伊東甲子太郎(東山龍平)が入隊する。総長ながら剣客の道を絶たれていた山南(中林大樹)は、伊東が参謀の座に就いたことで居場所を喪失。千鶴(若柳琴子)は山南を気に掛けるが…。
第5回【2022/2/4(金)放送】
綱道が残した資料をもとに、ひそかに薬の改良を続けていた山南は、自ら薬を飲み人ならざる者へと変貌してしまう。土方は、山南に襲われた千鶴の傷が瞬く間に治癒するのを目にし、千鶴が羅刹ではないかと問いただすが――。山南の騒動もあり、新選組は西本願寺へと屯所を移転する。父親捜しを続ける千鶴だが、思うような手掛かりはいまだつかめぬまま。そんなある日、千鶴は偶然に沖田の秘密を耳にしてしまい…。
第6回【2022/2/11(金)放送】
新選組内部で伊東派への不信感が強まる中、伊東に何も言わない土方に対し、永倉新八(才川コージ)はいらだちを募らせていた。そのころ、京では制札を引き抜く事件が相次ぎ、新選組に制札警護の命が下る。原田左之助(時任勇気)が制札を守り切った報奨金で、気の合う隊士らと飲みに繰り出す永倉だったが、意気揚々と向かった店にひとり待っていたのは土方だった。一方伊東は、何者かと密会し、怪しい動きを見せ始める…。
第7回【2022/2/18(金)放送】
「御陵衛士を拝命する」と告げ、新選組を出て行った伊東。斎藤と藤堂も、伊東に付き従い隊を離れることになり、新選組はばらばらになってしまう。ある夜、羅刹となった隊士が千鶴に襲い掛かる。駆け付けた土方らに間一髪助けられる千鶴だが、山南の身に異変が起こる。時を同じくして、風間千景(伊万里有)らが、屯所内に侵入する。千鶴にゆっくりと歩み寄る風間。果たしてその目的とは――。
第8回【2022/2/25(金)放送】
伊東派に潜伏していた斎藤により、伊東が近藤の暗殺計画を練っているとの情報がもたらされる。土方は、永倉と原田に伊東ら御陵衛士を斬るよう命じる。そして、刃向かうようなら、藤堂も斬れ、と――。藤堂の身を案じ声を上げる千鶴だが、土方は聞く耳を持たない。ある夜、新選組と御陵衛士はついに事を構えることに。永倉・原田と藤堂は、戦いの中で邂逅を果たすが…。
第9回【2022/3/4(金)放送】
薩摩・長州の両藩に対抗すべく、幕命により伏見奉行所に拠点を移した新選組。数日後、近藤が軍議から帰る途中で何者かに狙撃される事件が起こる。生死の境をさまよう近藤。その知らせを耳にした沖田は、病の身を引きずりながら山南の部屋へ向かう。日に日に激化する薩長軍との戦いで、新選組は次第に劣勢を強いられていく。そんな中、土方はある決断を下す。
最終回【2022/3/11(金)放送】
伏見からの撤退を決断した新選組。千鶴は、井上源三郎(岡嶋秀昭)と淀城まで援軍要請に赴くが、その途上で行方不明になっていた父・綱道(山﨑秀樹)が突然現われる。再会に涙する千鶴。行方をくらましていた理由を尋ねる千鶴だったが、綱道の口から語られた内容は恐るべきものだった。驚愕する千鶴だが、そこに風間が現われ、さらに残酷な真実を語る。絶望に打ちひしがれ自害しようとする千鶴のもとに、土方が現われて…。