「おれ、夕子」【2023/5/29(月)放送】
その朝、弘和(鈴木福)が目覚めると、自分のものではないペンダントを身に着けていた。記憶をたどるとそれは最近亡くなったクラスメート夕子(田牧そら)のものだった。葬式の数日後、夕子の父(山本耕史)に呼び出された弘和は夕子の家を訪ね、思いもよらないことを告げられたが、呼ばれた本当の理由は不明のままだった。学校では勉吉(柴崎楓雅)が夕子の幽霊を見たというが誰も信じない。そしてまた怪事件が起こる!
「メフィスト惨歌」【2023/5/30(火)放送】
高木(又吉直樹)は、職を失い、彼女(鈴木杏)にもフラれ、打ちのめされていた。そんな時、目の前に悪魔(遠藤憲一)が現れる。悪魔が現れても大して驚かないぼんやりとした高木。悪魔はそんな高木の魂と引き換えに、なんでも望みをかなえるという。半信半疑の高木だったが、不思議な悪魔の力を目の当たりにし、魂を譲る契約を結ぶことにする。しかし、高木は契約の条件の詳細にこだわり、事態は悪魔も想像できない方向に…!?
「定年退食」【2023/5/31(水)放送】
謎めいた汚染が広がった近未来。高齢化、食糧不足が進み、国家にも定年制度が導入されている。息子夫婦と暮らすおじいさん(加藤茶)は老化防止に役立つと聞いた塩コーヒーを飲むのが日課だが、食事はほとんどとらず、常に空腹を抱えていた。いつもの公園で、お調子者の友人・吹山(井上順)が、声をかけてきた。役所に行って二次定年特別延長の申込書にある仕掛けをすれば、延長の恩恵にあずかれると、怪しげな提案をおじいさんに持ち掛ける。
「テレパ椎」【2023/6/1(木)放送】
鳥留梨男(水上恒司)はパッとしない自称イラストレーター。友人与脇夫婦(坂口涼太郎・北香那)の家で楽しく酔っぱらうが、そんな鳥留のことを夫婦は内心煩わしく思っていた。帰宅すると自室に弟(岡崎体育)が彼女(富田望生)を連れ込んでいた。親の反対を押し切って結婚したのだという。翌朝、鳥留は雑木林の道で大ぶりの椎(しい)の実を見つける。それをポケットに入れたまま忘れてしまったのだが、そこからある驚くべき変化が…!
「昨日のおれは今日の敵」【2023/6/5(月)放送】
とある漫画家(塚地武雅)の仕事場。たった一人の助手(アベラヒデノブ)も彼の無計画ぶりに愛想を尽かし辞めてしまった。明日が締め切りだというのに原稿は全くの白紙状態。大好きなマージャンの誘惑もなんとか断り、机に向かおうとするが、隣の新婚夫婦(本多力、宮下かな子)の様子が気になって集中できない。1時間だけ! と思って寝たところ朝になってしまい、編集者(高橋努)が訪ねてきてピンチに。自分の愚かさに嫌気がさした漫画家がある行動に出ると…⁉
「親子とりかえばや」【2023/6/6(火)放送】
相良甚六(青木柚)は大学留年中で恋に夢中。深夜に帰宅すると、堅物の父・鉄男(吹越満)から玄関先で怒鳴りつけられた。しかも唐突に恋人春子(横田真悠)と同棲すると言い始めたため、鉄男は卒倒してしまう。翌朝、鉄男が目を覚ますとなぜか甚六の部屋に寝ていた。鏡を見ると、自分の顔が息子の顔になっているではないか! 父と子の心が入れ替わっていたのだ。パニックになる息子を尻目に、父はお互いの情報を交換することを提案、お互いになりきって行動しようとする。
「流血鬼 前編」【2023/6/7(水)放送】
謎のウイルスが蔓延した世界。ウイルスに侵された人間は顔が青白く目が赤い吸血鬼と化していた。木の杭で吸血鬼の心臓を突き刺すことが彼らを倒す唯一の方法と信じられ、青年(金子大地)は友人(加藤清史郎)とともに洞窟に身を潜めながら、吸血鬼たちの息の根を止めようと孤独な闘いの日々を過ごしていた。ひと月前、吸血鬼伝説で頭がいっぱいの青年に対して、友人の少女(堀田真由)は、怖い話はやめて、と半信半疑だったのだが、ウイルスは急激に広まり、ついには…!
「流血鬼 後編」【2023/6/8(木)放送】
猛烈な勢いで吸血鬼ウイルスは世界に広まり友人(加藤清史郎)の兄(福山翔大)も吸血鬼と化し、青年(金子大地)たちを追ってきていた。実家の様子を見に帰った青年は愛犬のクロも吸血犬になり、さらには両親(宮崎吐夢、片岡礼子)たちもウイルスに倒れたことにショックを受ける。生き血を求める吸血鬼たちに追われながらも隠れ家の洞窟にたどり着いた青年を待ち受けていたのはかつてのクラスメートの少女(堀田真由)だった。とうとう彼女も吸血鬼と化してしまっていた。杭を構える青年だったが…。