第11回「天狗を捜せ」【2022/1/12(水)放送】
屏晩(へいばん)公主の婿選びの試合に参加することになった莫修染たちだったが、第二試合の最中、また刺客に襲われてしまう。莫修染は刺客の狙いが小薄荷と自分であることに疑問を感じ、孰湖(じゅくこ)が生きているのではないかと思い始める。一方、屏晩公主は、莫修染の目的が自分を娶ることではなく白魂珠だと悟り、天狗(てんこう)を捕らえることに協力を申し出る。そしてついに最終試合を迎え、落桜花(らくおうか)を誰が最初に見つけられるかを競うのだが、そこにもまた刺客が現れる。
第12回「再会」【2022/1/13(木)放送】
公主と莫修染の婚礼が盛大に執り行われる。あることで小薄荷が危険を冒したことを責める莫修染に、小薄荷は思いの丈を告げる。莫修染は落日のしきたりを利用し、白魂珠を餌に天狗を誘い出そうとするが、混乱のさなか小薄荷がさらわれてしまう。天狗のもとで傀儡となり操られていた兄・蘇子墨(そしぼく)と再会を果たす小薄荷。しかし兄の耳に妹の言葉は届かなかった。莫修染は小薄荷を救うため、天狗と刃を交える。
第13回「傷心の帰路」【2022/1/14(金)放送】
無事に兄との再会を果たし白魂珠を手に入れた小薄荷に対し、莫修染は突然「契約を取り消し、玉狸星(ぎょくりせい)へ帰る」と告げ、口づけをする。そして2人は、それぞれの思いを胸に落日を去り、小薄荷は兄と共に逸趣堂へ、莫修染は天璃へ戻ることとなった。傷心の小薄荷は、逸趣堂に帰ってからも何も手がつかずにいた。一方の莫修染は、孰湖が莫家に潜んでいると考え、姉の布偶(ふぐう)から教わった方法を使い、犬を利用して孰湖の正体を暴こうとするのだが…。
第14回「競り場での決戦」【2022/1/17(月)放送】
莫修染が玉狸星へ帰っていないことを知った小薄荷は、彼の本心を確かめようと再び莫家へ。莫修染からは冷たくあしらわれるが、莫羽寂のもとで働くことになる。莫修染の冊封を祝う宴に出るため、再び莫家へやってきた公主。莫修染と親しげに語り合う卿子悠(けいしゆう)に嫉妬する小薄荷は、公主と布偶を味方につけ、莫修染の心を取り戻そうと画策する。そんな時、駿宝斎で黄魂珠(こうこんじゅ)の競りが行われ、莫修染と莫羽寂も参加。果たして落札したのは…
第15回「懐かしの琴の音」【2022/1/18(火)放送】
黄魂珠を探す莫修染たちだったが、駿宝斎での競りで手に入れた黄魂珠は偽物であることが判明する。どうやら黄魂珠の中にいるはずの蝶が逃げ出したらしい。莫修染は、蝶をおびき出すため、自らの錦陽(きんよう)侯冊封の祝いの宴で「紅白の魂珠を披露する」と知らせを出す。一方、宴で何か技を披露して莫修染の心を取り戻そうと考えた小薄荷は琴の練習を始める。そんなある日、卿子悠に勧められた酒を飲んだ莫修染は意識を失ってしまうのだが…。
最終回「守りたい主」【2022/1/19(水)放送】
莫修染の手料理を前に甘い雰囲気の2人。求婚を期待する小薄荷だったが、莫修染は永遠の別れを決意していた。莫修染が兄ではないことに気づいた莫羽寂は、ついに正体を問いただし、過去のわだかまりを吐露する。莫修染が差し出したのは、本物の兄から弟に宛てた手紙だった。莫羽寂に小薄荷を託そうとする莫修染。そんな時、小薄荷をさらった孰湖から、引き換えに藍魂珠を渡せと手紙が届く。正体を明かした孰湖との戦いの行方は…。