アトムの童 第1回~最終回 TBS系 毎週日曜 後9:00~9:54

第1回【2022/10/16(日)放送】
安積那由他(山﨑賢人)は大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する、通称「インディー」と呼ばれる若き天才ゲーム開発者。「ジョン・ドゥ」という名前で活動し、誰もその素顔を知らないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称される存在。しかし、現在は自動車整備工場で働き、ゲーム開発からは離れ静かに暮らしていた。
そんな中、老舗玩具メーカーの「アトム玩具」は海外との価格競争などの影響で、廃業の危機を迎えていた。そこで一発逆転の経営再建をはかり、ゲーム制作へ参入すべく、「ジョン・ドゥ」を探し始める。資金もノウハウも持たないアトムは、藁にも縋る思いで「ジョン・ドゥ」とコンタクトを取ろうと奔走するが…。

第2回「もう一人のジョン・ドゥ」【2022/10/23(日)放送】
那由他(山崎賢人)は、「アトム玩具」を継いだ海(岸井ゆきの)らと新ゲーム開発に挑むが、世界観を考える作業に苦戦する。海は、かつて‘ジョン・ドゥ’として共にゲームを作った隼人(松下洸平)に相談するよう提案。だが、隼人が因縁のある興津(オダギリジョー)の会社「SAGAS」に勤めているため、那由他は断固拒否する。那由他と海は他の相談相手を探してゲーム制作イベントに出向くが…。

第3回「会社(アトム)が潰される!」【2022/10/30(日)放送】
隼人(松下洸平)が那由他(山崎賢人)とアトム玩具でゲームを作り始める中、海(岸井ゆきの)の元上司の銀行支店長・小山田(皆川猿時)が融資額のうち3千万円を1カ月以内に返すよう要求してきた。海は、会社売却を提案する財務顧問の鵜飼(林泰文)を押し切って資金集めに奔走。この窮地を救おうと那由他と話した隼人は、開発者支援を行うパブリッシャーの晶(玄理)を連れてくる。

第4回「運命の分かれ道」【2022/11/6(日)放送】
那由他(山崎賢人)らが作っていたゲームのデータが消失した。データ復旧を投資家との交渉日に間に合わせるため、那由他が作業の外部発注を提案するが、隼人(松下洸平)は彼の判断に違和感を覚える。一方、海(岸井ゆきの)は銀行員時代の先輩・井手(馬場徹)から、財務顧問の鵜飼(林泰文)を信用するなと忠告される。専務の八重樫(でんでん)もまた、鵜飼に疑惑の目を向けていた。

第5回「アトム買収完了!」【2022/11/13(日)放送】
那由他(山崎賢人)らは完成したゲームを発売するため、ゲーム配信サイトの審査に応募する。だが、興津(オダギリジョー)が裏で手を回したため、全て審査落ちしてしまう。興津は那由他と隼人(松下洸平)、海(岸井ゆきの)を呼び出し、配信に協力する代わりに、アトム玩具が持つ造形技術を譲るよう迫る。だが、那由他らは興津の提案を拒否。自らのやり方で結果を出すと宣言する。

第6回「新章〜アトムの子どもたち」【2022/11/20(日)放送】
アトム玩具がSAGASに買収されて1年。興津(オダギリジョー)は日本のゲーム業界をリードする存在となり、那由他(山崎賢人)や海(岸井ゆきの)らはバラバラになっていた。ある日、那由他は隼人(松下洸平)から、ゲームが人や社会に役立つ存在になれる可能性を秘めていることを知らされる。一方で、那由他は勤め先の学童保育で、保護者から「ゲームは有害」だと言われてしまい…。

第7回「買収された天才たち」【2022/11/27(日)放送】
那由他(山崎賢人)らが新会社「アトムの童」で再出発してから4年。クリエーターの交流会に参加した那由他と隼人(松下洸平)は、米シアトルの経営者ティムと知り合い、彼の志に興味を抱く。一方、海(岸井ゆきの)は本格的におもちゃの生産を復活させようと奮闘。同じ頃、興津(オダギリジョー)は投資会社「宮沢ファミリーオフィス」がSAGASの株を大量に取得しているという情報を知る。

第8回「最終章・前編〜アトムロイド奪還計画」【2022/12/4(日)放送】
那由他(山崎賢人)は隼人(松下洸平)とたもとを分かち、SAGASでゲーム開発を始める。一方、興津(オダギリジョー)は、宮沢(麻生祐未)率いる「宮沢ファミリーオフィス」とのSAGAS経営権を巡る対決に向けて、会社創設時の恩人である「つむぎ生命」の元会長・伊原(山崎努)を味方につけようと考えていた。ところが、興津が伊原との交渉に赴くと、そこに隼人が現れる。

最終回「最終章・後編〜アトムロイド奪還計画」【2022/12/11(日)放送】
業界内の重鎮・伊原(山崎努)の委任状を宮沢ファミリーオフィス側に渡した隼人(松下洸平)。さらに、会社の命運を懸けた株主総会当日、興津(オダギリジョー)が顧客データの不正取得容疑で警察に任意同行を求められた。この騒動が総会を有利に動かすための策略だと考える秘書の吉崎(六角慎司)が、社内の裏切り者について言及する中、海(岸井ゆきの)は議長を務めることになった小山田(皆川猿時)の不審な行動を目にする。逆風が吹き荒れる中、遅れて始まった株主総会。那由他(山崎賢人)はゲーム開発責任者として壇上に立つ。