第1回【2022/10/5(水)後3:00~ 放送】
1986年4月、メガバンク・産業中央銀行の新人研修で伝説が生まれた。研修の最終行程で行なわれる実践形式の融資プロジェクトで、相対した階堂彬(向井理)と山崎瑛(斎藤工)。誰も想像のつかない提案をした彬。それを見破った瑛。お互いの健闘を讃える2人。この時はまだこれから待ち受ける過酷な“運命”を、2人は知る由もなかった。時はさかのぼり、1975年。2人の“アキラ”の人生の交差はこの年から始まっていた。
第2回【2022/10/5(水)後4:00~ 放送】
伴埜弘道(松尾諭)が角田製薬への30億円の融資を取り付けてきてから間もなくして、階堂彬は角田製薬の経理部長・徳田(野間口徹)から運転資金5億円の融資を頼まれる。30億円融資した直後の5億円の追加融資。恐れていたことが起きてしまったと、彬に不安がよぎる。一方そのころ、山崎瑛は日本橋支店融資課で、町工場井口製作所社長・井口正信(宮川一朗太)から運転資金の融資を頼み込まれていた。
第3回【2022/10/5(水)後5:00~ 放送】
日本橋支店副支店長・不動公康(利重剛)に井口製作所の稟議書を突き返された山崎瑛。心臓病を患う井口の娘のためにもなんとか稟議を通したい瑛だが、不動の壁は厚い。そして、ついに井口製作所が不渡りを出そうという時、不動から衝撃の一言が瑛に告げられる。そのころ、本店営業四課では角田製薬が申し込んできた追加融資5億円をどうするべきか、皆が頭を悩ませていた。その時、階堂彬は起死回生の打開策を見いだす。
第4回【2022/10/5(水)後6:00~ 放送】
三友商船による東海郵船の買収提案に対し東海郵船社長・階堂一磨(石丸幹二)は事業拡大で対抗しようと産業中央銀行営業第一部・安堂章二(小泉孝太郎)と階堂彬に500億円の融資を頼む。融資すべきか悩む安堂に対し、彬は思いもよらない提案をした。そのころ、静岡支店に左遷された山崎瑛は、銀行員になるきっかけをくれた工藤武志(長谷川朝晴)と会っていた。
第5回【2022/10/5(水)後7:00~ 放送】
静岡支店の山崎瑛のもとに繊維会社社長(小市慢太郎)が追加融資を申し込んでくる。しかし、会社の業績は良くなく、なかなか稟議を通せない。その時、社長が新規素材開発に投資している事実を知った瑛は、そこに光明を見いだす。一方、階堂彬は、叔父2人・晋(木下ほうか)と崇(堀部圭亮)がリゾート開発に着手するために、メーンバンクを産業中央銀行から三友銀行に乗り換えるという話を知らされる。
第6回【2022/10/6(水)後3:00~ 放送】
一磨が病に伏し、東海郵船は次期社長を誰にするかに決められずにいた。晋と崇は、階堂彬の弟・龍馬(賀来賢人)を社長に据えて、自分たちの意のままにしようと画策する。そのころ、彬は一磨の病室を訪ねていた。そこで一磨は彬にある強い想いを伝える。一方、静岡支店にいる山崎瑛のもとに幼少のころに離れ離れになった保原(木下隆行)から連絡が入る。
第7回【2022/10/6(水)後4:00~ 放送】
一磨の遺言で東海郵船の大株主となった階堂彬。一方社長となった龍馬は晋と崇に乗せられて、リゾート開発の後押しをするようになる。それを危惧する彬は龍馬に意見するが、龍馬は聞く耳を持たない。そのころ東海郵船の担当となった山崎瑛と水島カンナ(瀧本美織)は、龍馬がとんでもない保証契約を叔父2人と結んでいた事実に気付く。瑛は彬に東海郵船は危機的状況にあり、それを救えるのは彬しかいないと伝える。
第8回【2022/10/6(水)後5:00~ 放送】
東海郵船の社長となった階堂彬は負債の塊である東海リゾートの処理に苦心していた。安堂やカンナの助言から、東海リゾートではなく、一流の取引先を持った東海旭商会を売りに出すことをひらめく彬。時を同じくして、山崎瑛のもとに大日ビールが繊維事業の開拓を進めているという情報が入る。瑛は滝沢比呂志(森田甘路)とともに、大日ビールに東海旭商会の買収を持ち掛ける。交渉相手は企画戦略担当・沢渡裕行(上川隆也)だった。
最終回【2022/10/6(水)後6:00~ 放送】
沢渡に門前払いされた山崎瑛。さらに、階堂彬のもとに続々と取引打ち切りの連絡が入ってくる。万事休すの状況の中、彬は比呂志の作成した東海旭商会を売却した際のシミュレーションを自ら作り直す。瑛はこの交渉をまとめるために必要な東海郵船への230億円の融資の稟議書を作成する。1000人を超える社員とその家族の人生を背負う社長として、誇り高き信念を持つ銀行員として、2人の“アキラ”は運命を懸けた最終戦に挑む。