中島京子の同名小説を優香の主演で連続ドラマ化。
入管法に翻弄される小さな家族を描く。シングルマザーとして娘・マヤ(伊東蒼)のことだけを考えて生きてきた保育士の首藤ミユキ(優香)は、スリランカ人のクマラ(オミラ・シャクティ)と出会い、新しい家族になることを決意。しかし、3人での生活が始まった直後、クマラがオーバーステイとなったため入管施設に収容され、強制退去を命じられてしまう。
ミユキたちは家族3人で暮らすため、国に対する戦いに挑んでいく。ミユキたちをサポートする弁護士・恵耕一郎役で滝藤賢一、恵を紹介する入管の職員・上原賢一役で吉岡秀隆が出演するほか、ミユキの母・奥山マツコ役を余貴美子が務める。
【キャラクター&キャスト】
・ミユキ(優香)
シングルマザーで保育士。夫と死別してから娘・マヤのことだけを考えて生きてきたが、クマラと出会ったことで、新しい家族になる決意をする。
・マヤ(伊東蒼)
ミユキの娘。母子家庭で育ち、母親以上にしっかり者の一面を持つ。共に生活を重ねる中で、クマラを家族の一員として受け入れていく。幼いころから絵を描くことが大好き。
・クマラ(オミラ・シャクティ)
自動車整備工場で働くスリランカ人。誠実で責任感が強い。ミユキと出会って恋におちる。好きなものは、ミルクティーと『おしん』。
・麻衣子(山田真歩)
恵法律事務所の弁護士。在留外国人の問題に詳しく、恵とともに親身になってミユキやマヤをサポートする。
・ほなみ(石川恋)
ミユキが働く保育園の同僚保育士。子供たちに大人気。ミユキたち家族を理解し、温かく見守る。
・ナオキ(南出凌嘉)
マヤの小学校時代の同級生。頭脳明晰にして博識。マヤを通じてクマラと親しくなり、結婚を祝福する。
・水上(池津祥子)
ミユキ親子が住むアパートの大家さん。外国人であるクマラに不審な目を向ける。猫はちょっと苦手。
・占部(麻生祐未)
ミユキたちと争う入管側の代理人で、恵弁護士と激しく対立する。情を排して厳格に法を順守する。
・マツコ(余貴美子)
ミユキの母。山形県鶴岡市に住む。娘親子の幸せを誰よりも願うが、ミユキとクマラの結婚には複雑な思いを抱く。
・恵耕一郎(滝藤賢一)
恵法律事務所の弁護士。巧みな弁舌が持ち味の“人権派弁護士”。親身になってミユキたちをサポートする。
・上原(吉岡秀隆)
入管の職員としてミユキたちと知り合う。自分の仕事に疑問を感じ、ある決断を下す。
【スタッフ】
・原作
中島京子
・脚本
矢島弘一