天才指揮者だったが“ある事件”で家族も音楽も失った「父親」と、そんな父を拒絶し音楽を嫌う「娘」が地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し、親子の絆と人生を再生させていく物語。
主人公・夏目俊平を演じるのは西島秀俊。家族とのシーンでは、全く相手にされない父親をコミカルに演じる。そして、素直になりきれない頑固な娘・響を演じるのは芦田愛菜。
また、脚本は手掛けるのは金曜ドラマ「凪のお暇」(2019年)、「妻、小学生になる。」(2022年)などを手掛け、人の心の内側を丁寧に描き出す大島里美が務める。
さらに、本作の音楽を担当するのは「テセウスの船」(2020年)、「日本沈没―希望のひと―」(2021年)をはじめ多くの作品の劇伴を手掛けている菅野祐悟。オーケストラの全面監修は、東京音楽大学教授であり、日本クラシック界を牽引している世界的指揮者の広上淳一。オーケストラの演奏部分は東京音楽大学が全面バックアップする。
キャラクター&キャスト
・夏目俊平(西島秀俊)
20代の頃から海外で活動し、数々の有名オーケストラと共演してきた才能あるマエストロ(指揮者)。音楽以外の能力はゼロで家事は何一つできないポンコツ。超マイペースかつ天然な男でもある。娘には有り余る愛をうまく伝えられない不器用な一面も見せる。
・夏目響(芦田愛菜)
市役所に勤務する20歳の女性。父親とは真逆で音楽を嫌い、音楽の無い人生を送っていた。5年前の“ある事件”をきっかけに父と決別している。
スタッフ
・脚本
大島里美
・演出
坪井敏雄、富田和成、石井康晴
・企画プロデュース
東仲恵吾
・プロデューサー
益田千愛