中村啓の小説を原作にしたサイエンスミステリー。これまでの考え方ではただの“不思議で不可解な事件”だった最先端科学技術が絡んだ犯罪に、警察庁のキャリア捜査官と天才科学者が挑んでいく。日本テレビ×Huluの共同製作ドラマとして地上波でSeason1を放送後、HuluでSeason2を配信。
主演はディーン・フジオカが務め、「科学犯罪対策室」を創設する最愛の妻を亡くした警察官僚・小比類巻祐一を演じる。小比類巻に招かれ彼と行動を共にする、学界から身を引いた科学者・最上友紀子に岸井ゆきのが扮するほか、ベテラン刑事役でユースケ・サンタマリアが出演。監督は大ヒット作を次々と手掛ける羽住英一郎が担う。
【キャラクター&キャスト】
・小比類巻祐一(ディーン・フジオカ)
警察庁の捜査官。警視正。帝都大学生命工学科を首席で卒業した理系の警察官僚で、科学の“光”を信じ、科学は人類を幸せにしてくれると信じるロマンチスト。最先端科学技術にまつわる問題を専門に扱う部署「科学犯罪対策室」を設立し、不可思議な事件に立ち向かう。愛する妻を病気で亡くしており、シングルファーザーとして5歳の娘を育てている。実は妻に関してある秘密を抱えている。
・最上友紀子(岸井ゆきの)
科学者。分子生物学を中心に、さまざまな分野で画期的な研究をいくつも発表する天才。幅広い知識の持ち主で、あらゆる可能性を探る。事実を何より大事にしている。新種のウイルス研究を続ける中で科学の闇の扉を垣間見てしまい、科学界から自ら身を引いた過去を持つ。小比類巻に招かれ、「科学犯罪対策室」のアドバイザーとなり行動を共にする。
・三枝益生(佐藤隆太)
厚生労働省のキャリア官僚。小比類巻の大学時代の後輩で、家族ぐるみの付き合いをしている。人の懐に入るのが得意で、小比類巻の頼みを受け貴重な情報を提供する。
・カール・カーン(安藤政信)
「ボディハッカージャパン」代表。最先端科学を利用して人類の進化を目指すトランスヒューマニストが集まる同組織のカリスマ的創始者でもある。時に科学犯罪対策室に捜査協力をし、時に目の前に立ちはだかる壁となる謎の存在。最上を研究者として招請しようとしていた過去がある。
・長谷部勉(ユースケ・サンタマリア)
元警視庁捜査一課の刑事。警部。科学には弱いが、検挙数が常に警視庁トップクラスだった捜査の手腕を小比類巻に見込まれて「科学犯罪対策室」に迎えられる。
【スタッフ】
・原作
中村啓「SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦」(光文社文庫)
・脚本
福田哲平、関久代、土城温美
・監督
羽住英一郎
・主題歌
DEAN FUJIOKA「Apple」(A-Sketch)