四つの古典落語の演目を、全5話のドラマとしておくるオムニバス落語ドラマ。“人間の怖さ”が際立つ「心眼」「辰巳の辻占」「紺屋高尾」「宮戸川(上・下)」の四つの演目を大胆アレンジし、独自性あふれるオリジナルストーリーを描く。
「心眼」には黒木華、東出昌大、松本妃代、「辰巳の辻占」には山本美月、岡山天音、大東駿介が登場。「紺屋高尾」には永山絢斗、瀧内公美、きたろう、そして「宮戸川(上・下)」には奈緒、若葉竜也、萩原みのり、中島歩が出演する。語りは落語家・柳家喬太郎が務め、最後に解説を加える。脚本は4人の女性脚本家が担当。男性によって生み出された落語に現代的な解釈を加え、人間の怖さの普遍性を紡ぐ。
【キャラクター&キャスト】
第1回「心眼」
・お竹(黒木華)
盲目のあん摩師・梅喜の妻。
・梅喜(東出昌大)
盲目のあん摩師。お百度参りによって100日目に目が開いたことに気付く。
・小春(松本妃代)
芸者。あん摩師・梅喜に、お百度参りをすれば満願かなうと話す。
第2回「辰巳の辻占」
・お玉(山本美月)
女郎。
・伊之助(岡山天音)
女郎のお玉が自分に夢中なのだと友人・菊次郎に自慢し、お玉の愛を試そうとする。
・菊次郎(大東駿介)
伊之助の友人。伊之助にお玉を試すようけし掛ける。
第3回「紺屋高尾」
・久蔵(永山絢斗)
紺屋の染物職人。江戸一番の花魁・高尾太夫が描かれた美人画にほれ込み、恋煩いで働けなくなっている。
・高尾太夫(瀧内公美)
江戸一番の花魁。
・藪井竹庵(きたろう)
藪医者。
第4回、最終話「宮戸川(上・下)」
・キミ(奈緒)
半七と祝言をあげようとしていたところ、酔っぱらった客・亀に絡まれる。半七のかつての恋人で友人のお花は現在行方不明。
・半七(若葉竜也)
キミと祝言をあげようとしていたところ、酔っぱらった客・亀に絡まれる。かつて夫婦になる約束をした恋人・お花が失踪している。
・お花(萩原みのり)
半七とかつて夫婦になる約束をしていたが、亀に襲われた日から失踪している。
・亀(中島歩)
舟で酔っぱらい、祝言をあげようとしている半七とキミに絡む。失踪している半七のかつての恋人・お花を襲った際のことを自慢げに話す。
【スタッフ】
・脚本
首藤凜、山田由梨、ペヤンヌマ、舘そらみ
・監督
賀内健太郎、山田由梨