津村マミの同名漫画を、2021年に関ジャニ∞・横山裕の主演で連続ドラマ化したハートフル・コメディー「コタローは1人暮らし」(同系)の続編。
子連れ入居禁止のアパートで自堕落な日々を送っていた売れない漫画家・狩野進(横山)は、隣に当時5歳のさとうコタロー(川原瑛都)が引っ越してきたことを機に大人としての責任や思いやりの大切さを実感し、少しずつ成長。
コタローが小学生になった今作では、1人で立派に小学校に通うコタローに寂しさを感じる狩野とアパートの住人たちの思い、そして再び両親と暮らすために鍛錬を続けるコタローが抱える問題に焦点を当てる。
【キャラクター&キャスト】
・狩野進(横山裕)〈関ジャニ∞〉
『アパートの清水』の住人。出版社の漫画賞を受賞して以降、まったく鳴かず飛ばずの売れない漫画家で、一日中家に引きこもってグータラと自堕落な生活を送っていた。ある日突然、隣の部屋に引っ越してきた1人暮らしの5歳児(当時)・コタローを何かと気に掛け、世話を焼くように。コタローの悲しい過去と厳しい現実を知り、コタローに、時々優しい嘘をつく。どうでも良い嘘は見破られるが、優しい嘘は一度もバレたことがない。
・さとうコタロー(川原瑛都)
『アパートの清水』の住人。子連れ入居禁止のアパートだが、1人で引っ越してきたという訳アリ6歳児。自分が強くなれば、自分の両親は自分を愛してくれると信じており、鍛錬を続けている。実は母親はすでに亡くなっており、弁護士が届ける保険金で生活をしているが、それは「優しい人からの寄付」と聞かされていて、真実は知らない。このたび、『幼稚園の清水』を卒園し、『清水小学校』に入学した。
・秋友美月(山本舞香)
『アパートの清水』201号室の住人。美人の元キャバ嬢。ヒモの彼氏に金を無心され、目が腫れるまで泣いたことを見破られて以来、コタローをかわいがっている。一度は『アパートの清水』を出て行ったが、狩野やコタローの強い希望もあり、戻ってきて近所の純喫茶『ピュアウォーター』で働いている。
・小林綾乃(百田夏菜子)〈ももいろクローバーZ〉
『鈴野法律事務所』の弁護士。真面目で優秀、正義感が強い。所長に命じられて、コタローに毎週現金を届ける仕事をしている。お金の出どころは実は母親の生命保険金だが、絶対にコタローには伝えてはいけないルール。実は子供が苦手。毎回うまくノってあげられず反省している。
・岩永佑(松島聡)〈Sexy Zone〉
コタローの児童養護施設時代の親友。コタローのことを何かと気にかけていて、仕事が休みのときは『アパートの清水』に来てコタローと過ごしている。
・宇田桃葉(白洲迅)
『アパートの清水』103号室に引っ越してきた大学院生。コタローとは昔からの知り合いのようだが…。
・和宮小夜梨(紺野まひる)
コタローを上手く愛することができない不器用な母親。DV夫からコタローを守るため、コタローと2人で家を出るが、その後、理由を告げずにコタローの前から姿を消し、帰らぬ人となる。彼女の死亡保険金でコタローは1人暮らしを始めるがコタローは母親が亡くなったことを知らず、また一緒に住める日を夢見て鍛錬を続けている。
・福野一平(大倉孝二)
狩野の担当編集者。絵が古いなど、厳しい指摘もするが、それは狩野の才能を認めているが故の発言である。結婚しており子供もいる。狩野とコタローの関係を温かく見守っており、困ったときにはさりげなく手を差し伸べてくれる。
・鈴野牧男(光石研)
『鈴野法律事務所』の所長。かつてはコタローに生活費を届ける役目も担っていた。実はコタローの母親の遺品を保管している。
・コタローの父親(滝藤賢一)
かつては大手チェーンのスーパーの営業をしていた。自分のDVが原因で、コタローへの接近禁止命令が出ているが、コタローの居場所を探していた。
・清水のじーさん・ばーさん(イッセー尾形)
『アパートの清水』の大家。お互いを「じーさん」「ばーさん」と呼び合うおしどり夫婦だが2人とも口は達者でしょっちゅう夫婦げんかをしている。面倒くさいことが嫌いなため『アパートの清水』への子連れ入居は禁止していた。
・田丸勇(生瀬勝久)
『アパートの清水』102号室の住人。ガラの悪い見た目で、一見“ホンモノ”の怖い人かと思いきや大の子ども好き。コタローを“コタローきゅん”と呼んで溺愛している。離婚した妻に引き取られた息子に会えず、寂しい思いをしているため、コタローに遊んでもらうことが何よりうれしい。
【スタッフ】
・原作
津村マミ「コタローは1人暮らし」(小学館「ビッグコミックスペリオール」)
・脚本
衛藤 凛
・監督
飛田一樹、樹下直美 ほか
・主題歌
関ジャニ∞「未完成」(INFINITY RECORDS)