おバカでピュアすぎる主人公・人見廉(松田元太)と、会社を変えたいと願いながら日々奮闘するヒロイン・真野直己(前田敦子)が個性豊かな人事部の仲間たちと、会社の中で巻き起こるさまざまな問題に立ち向かう痛快オフィスエンターテイメント。
キャラクター&キャスト
・人見廉(松田元太)
海外からヘッドハンティングされたといううわさで、鳴り物入りでやってきたが、実際には人事に関する知識は皆無に等しい“おバカでピュア過ぎる男”。素直すぎるほど素直で、とんでもなく情に厚く、なにより人が好き。常識にとらわれないため、突拍子もない解決策を提案するので、社内で波風を立て、人事部の面々から呆れられる。なぜか結果的に問題を解決したり、相談者の悩みを解きほぐしたりする。
・真野直己(前田敦子)
営業や商品開発部の力が強く、管理部門がないがしろにされがちな現状を憂い、「真っ当で正しい労働環境」に変えるために、社内で奮闘中。秀才で常識人だが、融通が利かず、周りと衝突することも多い。突如やってきた人見が、人事に関する知識が皆無なことにガッカリ。
・森谷詩織(桜井日奈子)
匿名でSNSに会社を舞台にしたエッセー漫画を連載している若手社員。趣味に生きており、出世に関しては無欲。目立つ人見を「エッセー漫画の格好のネタ」として観察しては、メモをしている。人見のことは、観察対象として興味を持ちつつも、フランクでグイグイくる陽気なところは、自分と真逆の性格のため抵抗感があったが、人見をずっと観察していくうちにその思いにも変化が起き…?
・須永圭介(新納慎也)
出来るビジネスマン感を醸し、働いている風を装っているが、その実、全然仕事をしない中堅社員。バツイチで別れた妻を見返すために出世欲が著しく、直属の上長である平田には期待せず、その上である里井にわかりやすく取り入ろうとする。そのため、里井に抜擢されて入ってきた人見に対しては嫉妬心を募らせている。
・ミン・ウジン(ヘイテツ)
父が韓国人、母が日本人のハーフ。母の影響で日本のカルチャーに興味を持ち、大学入学時に日本にやって来た。デザイナー志望でプロダクトデザインの部署に行きたかったが、人事部に配属され、くすぶっている。
・堀愛美(松本まりか)
以前は秘書課にいた、社内事情に精通しまくる年齢不詳の美女。その美貌で各年代の社員にファンがおり、さまざまな社員の情報を独自に入手。そんな彼女をよく思わない人がいるのも自覚しているが、仕事に向き合う上で周囲の人間には明かしていない信念も内に秘める。また、人見の会社員らしくない常識外れな言動を面白がっている。
・小笠原治(小野武彦)
日の出鉛筆を取り仕切る、豪快だが古い価値観の社長。
・平田美和(鈴木保奈美)
入社直後に配属されたのは営業部で、かつて自分が体験してきたハードワークを当たり前としている考えの持ち主であると同時に、男社会の嫌な部分への反発も持つ。それでいて部下に対して、そんな考えを押し付けるわけにはいかないと分かっている。社員への扱いにナイーブになり、どの意見も尊重するが故に、結果的に優柔不断な上司になっている。
・里井嘉久(小日向文世)
人事・総務・財務などの管理部門を歴任してきた、叩き上げの役員。愛社精神があり、この会社を発展させることは考えているが、今の社長の性格と、染み付いてしまった旧来的な思想は問題視し、働きやすい環境と現代的な人権意識の会社に生まれ変わらせようとしている。海外で人見と出会い、帰国後に人見を抜擢して中途採用で入社させた。人見の柔軟な発想力とコミュニケーション能力に惹かれている。
スタッフ
・脚本
冨坂友
・演出
河野圭太
山内大典
小林義則
・編成企画
草ヶ谷大輔
・企画、プロデュース
後藤博幸
・プロデュース
橋本芙美
高橋眞智子