俳優・松尾諭の自伝的エッセーを原作にした、人生のおかしみあふれるヒューマンコメディー。
持ち前の人をひきつける魅力と強運で人生を切り開いていく主人公・松戸諭を演じるのは仲野太賀。その兄・武志に草彅剛が、諭の運命の女性である比嘉ユイに伊藤沙莉が扮する。諭を“拾う”芸能事務所社長・山村役の薬師丸ひろ子のほか、諭の周りを取り巻く面々に豪華キャストが名を連ねる。
同局の連続テレビ小説「あまちゃん」、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」を手掛けた井上剛が監督を、映画「百円の恋」「喜劇・愛妻物語」の足立紳が脚本を担当する。
【キャラクター&キャスト】
・松戸諭(仲野太賀)
金もツテもないが「俳優になりたい」夢だけを手に兵庫から上京。一枚の航空券を拾った事から、持ち前の運と縁を手にする力で人生を拓いていく。
・松戸武志(草彅剛)
諭が幼い頃から影響を受けながらも、苦手に思っている兄。祖母の応援を受けアメリカに渡るが、以後15年間家族とは音信不通になる。
・比嘉結(伊藤沙莉)
バイト先のレンタルビデオ店で諭が出会う女性。元彼との間に問題を抱えていたが、諭と出会って生き方を変え、やがては諭に幸運をもたらすパートナーとなる。
・山村社長(薬師丸ひろ子)
諭が拾った航空券の持ち主で、主にモデルを育てる芸能事務所の社長。今時珍しい昭和顔の諭を気に入り、自分の芸能事務所に引き入れる。
・松戸平造(風間杜夫)
電気工の仕事をする頑固親父。太巻きを食べる事など独自の家族のルールを守っており、諭と武志と距離が出来てしまう。
・松戸きく(石野真子)
夫に従順でちょっと天然な諭の母。冗談で言った「拾われてきた子」というジョークが諭のトラウマになる。
・日立マネージャー(鈴木杏)
山村社長が営む芸能事務所FMCのマネージャーで、諭の担当となる。厳しい口調で諭を育て、人生の分岐点になる仕事を運んでくる。
・塚本(要潤)
映画監督志望の諭のバイト仲間。長年映画を撮りたい意思はあるものの、面白い脚本を書けずにいる。井川遥に憧れている。
・杉田(大東駿介)
諭が上京した時に頼り、同居する幼馴染み。モデルになる夢がうまくいない日々を過ごすが、故郷で生き方を見つけ、諭と長年の友になる。
【スタッフ】
・原作
松尾諭「拾われた男」
・脚本
足立紳