東京で付き合った男性は全て既婚者。騙され続け、恋に疲れた前園小春は帰郷するが、父が病に倒れ、経営する喫茶店は借金が返せずに閉店することになってしまった。しかし、なんとしても店を守りたい小春の前に、伊達龍之介と名乗る謎の男性が現れる。小春は龍之介から借金を肩代わりする代わりに結婚してほしいと求婚されるが、彼には既に2人の妻がいた!?
なんと故郷の北つばめ市は少子高齢化や過疎化の対策として、日本で唯一の「一夫多妻制（ハーレム婚、通称ハレ婚）」が認められた特区となっていた。いつか愛する人との結婚を夢見ていた小春は、店を守るために龍之介の“3人目の妻”となることを決意する。
こうして、龍之介、“1人目の妻”のゆず、“2人目の妻”のまどか、そして、小春によるフクザツな結婚生活が始まった―――。

【キャラクター＆キャスト】
・前園小春（島崎遥香）
龍之介の「3人目の妻」。がむしゃらで無鉄砲な性格である一方、お人好しでもあり、なぜか浮気男とばかり付き合ってしまう“既婚者ハンター”。恋に疲れ果てて実家へ帰郷した際に、龍之介に出会い、風変わりな“ハレ婚”ライフを送ることになる。

・伊達龍之介（稲葉友）
3人の美人妻を全力で対等に愛する「ハレ婚夫」。ミステリアスな風貌で怪しさ満点だが、元有名なピアニストであり作曲家。既にゆずとまどかという2人の妻を持ちながら、小春に独特の距離感の取り方でアプローチし、堂々とプロポーズをする。

・伊達まどか（浅川梨奈）
龍之介の「2人目の妻」。一見、物静かで落ち着いた佇まいだが、龍之介への独占欲が誰よりも強く嫉妬深い。伊達家では家計を一任。突如として3人目の妻として迎えられた小春には強烈なライバル意識を抱き、ハレ婚ライフをかき乱す。

・伊達ゆず（柳ゆり菜）
龍之介の「1人目の妻」。さっぱりとした明るい性格で、抜群のプロポーションを誇る茨城ギャル。一方、料理も上手で、掃除・洗濯も手際よくこなす。実は、ハレ婚制度を推し進める市長の娘でもあり、ハレ婚に寛容で小春も快く迎え入れる。

【スタッフ】
・原作
NON(構成 手塚だい)『ハレ婚。』（講談社「ヤンマガKC」）
・脚本
山田佳奈