ファーストペンギン! 日本テレビ系 毎週水曜 後10:00~11:00

奈緒が荒くれ漁師たちのボスに!? 森下佳子が紡ぐリアル・サクセスストーリー

「株式会社GHIBLI」代表取締役・坪内知佳氏の実話をモデルに、縁もゆかりもない漁業の世界に飛び込んだシングルマザーと、彼女と共に改革に挑む漁師たちのリアル・サクセスストーリーを、「JIN -仁-」「義母と娘のブルース」(ともにTBS系)など数々の人気ドラマを手掛けたヒットメーカー・森下佳子が紡ぐ。主演を務める奈緒が、幼い一人息子を抱えて新たな一歩を踏み出すシングルマザー・岩崎和佳を演じる。
見ず知らずの港町で仲居として働き始めた和佳に浜の立て直しを依頼する漁師で、漁船団「さんし船団丸」を率いる船団長・片岡洋に堤真一、若手漁師・永沢一希に鈴木伸之、和佳の相談相手・琴平祐介に渡辺大知が扮する。

【キャラクター&キャスト】
・岩崎和佳(奈緒)
とある寂れた港町に移り住んだシングルマザー。幼い一人息子を抱えた見ず知らずの土地での生活は苦しかったが、その中で彼女の生きるたくましさと知恵は磨かれた。ホテルの仲居として働き始めたある日、宴会の席で出会った漁師・片岡に機転を認められ、「漁船団の立て直しに力を貸してほしい」と懇願される。こうして、アジとサバの違いさえわからぬまま、未知なる“漁業の世界”に飛び込むことに! しかし、彼女が素人だからこそ提案できた「魚の直販ビジネス」は、やがて周囲を巻き込んで、大きな波乱を巻き起こすこととなり…!?

・片岡洋(堤真一)
さんし船団丸を率いる船団長。父親の跡を継いで漁師となる。妻のみやこを病で亡くし、現在は男やもめ。漁師たちの高齢化が進む中、日を追うごとに漁獲高が減っていく浜の窮状を憂い、「このままではいよいよ先がない」と内心危機感を抱いていたところに、ホテルの仲居として働く和佳の“ある姿”を偶然目撃。彼女の機転を認め、「浜を立て直してほしい」と頼み込む。
生来、真っすぐで情に厚い性格。周囲から頼られる親分肌だが、非常に見栄っ張りでもあり、「男とはこうあるべき」と格好をつけたがる癖がある。それが故に後に引けなくなったり、へそを曲げたり、癇癪を起こしてしまったり…といった扱いにくい面も。実は傷つきやすく、謝るのが苦手。良くも悪くも人間くさい男。

・永沢一希(鈴木伸之)
漁船団「さんし船団丸」の若手漁師。数年前に都会から移住し、船団員として加わった青年。口下手で物静かだが、周囲をよく観察しており、ちょっとしたことにもよく気が付く。皆が面倒くさがる網仕事も黙々とこなし、嫌な顔一つせずに何でもかんでも手伝ってくれるため、先輩漁師たちからも重宝がられている。船団の中では、いわば「お助けマン」のような存在。漁師たちに翻弄される和佳のことを、さりげなくフォローする。和佳に手を差し伸べるのは、「お助けマン」のサガなのか、それとも、私的な感情も乗っかっているのか、それは今のところわからない…。

・琴平祐介(渡辺大知)
東京在住の男性。和佳が汐ヶ崎に移住するきっかけを作った張本人。物腰が柔らかく、語り口も穏やかだが、どこかミステリアスな雰囲気をまとっている。和佳からは「先生」と呼ばれ、何かと頼りにされており、電話越しによく相談に乗っている。和佳や息子の進のことを気にかけている様子だが、その心の内は果たして…!? 実は、とある秘密を抱えている。

・溝口静(松本若菜)
農林水産省の職員。農林漁業の「6次産業化プロジェクト」を担当。クールな風貌で、一見とっつきにくい印象だが、孤軍奮闘する和佳に共感し、陰ながら後押しする。

・重森梨花(ファーストサマーウイカ)
汐ヶ崎漁港の魚市場に出入りしている仲買人。口は悪いが、漁協に目を付けられた和佳をこっそり手助けするなど、姉御肌な一面がある。“漁業ド素人”の和佳に、魚の扱い方のイロハをレクチャーする。

・山藤そよ(志田未来)
和佳のママ友。和佳の窮状を見るにみかねて子育ての手伝いをする。悩みや愚痴にも優しく耳を傾けてくれる聞き上手で、後には仕事面でも和佳を支える存在となる。おっとりとした性格だが、事務処理能力はすごぶる高い。

・山中篤(梶原善)
漁船団「さんし船団丸」のベテラン漁師。片岡のことを“ひろ兄ぃ”と呼び慕っている。ちょっぴりおバカだが、あいきょうがあり素直な性格。一人息子の反抗的な態度にしばしば頭を抱えている。

・磯田高志(吹越満)
漁船団「さんし船団丸」のベテラン漁師。片岡の頼れる右腕で、縁の下の力持ち。和佳が提案した「魚の直販ビジネス」には内心懐疑的で、絵に描いた餅だと思っている。妻が家を出て行き、現在は母親と2人暮らし。

・杉浦久光(梅沢富美男)
汐ヶ崎漁業協同組合の組合長。独特な威圧感で漁業のみならず地元社会全体を牛耳っている。元漁師で、片岡たちにとって頭の上がらない存在。和佳のことは目の上のたんこぶだとみなしており、常に目を光らせている。

【スタッフ】
・脚本
森下佳子
・演出
内田秀実、小川通仁、今和紀
・主題歌
緑黄色社会「ミチヲユケ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)