佐野広実原作の同名小説をドラマ化。ある新興住宅地を舞台に忖度(そんたく)と同調圧力の恐怖を描いた衝撃の社会派ミステリー。
キャラクター&キャスト
・真崎雄一(江口洋介)
喜久子の法律事務所で働く調査員。政治家の秘書だったがある事をきっかけに秘書を辞め、喜久子の元で働くことに。麻希と共に、過去に福羽地区で起こった失踪事件を調べる。
・望月麻希(蒔田彩珠)
幼いころから児童養護施設で育ち、施設を出ると同時に自分の家族の行方を捜すため喜久子のもとに。福羽地区で起きた一家失踪事件に疑問を抱く。
・岩田喜久子(鶴田真由)
岩田喜久子法律事務所・弁護士。麻希の母・良子の大学時代の親友で、麻希の依頼を引き受けることに。
・延川善治(宮川一朗太)
福羽地区の地区長代理で不動産会社の経営者。一見物腰は柔らかいが、「安全で安心な町」をモットーに掲げて町の輪が乱れないよう住民を監視している。
・松尾和夫(尾美としのり)
福羽地区の防犯係で土建屋。延川とともに町を取り仕切る。時には、町を守るためならと行き過ぎた行動をすることも。
・望月良子(玄理)
麻希の母親。福羽地区に一家で越して来るが町の”異常さ”に違和感を覚える。5年前に福羽地区で起きた誘拐殺人事件を調べているうちに、住民から嫌がらせを受けるように。
・木本俊樹(戸次重幸)
千春の夫。息子の死後、防犯係に加わる。延川や松尾らの同調圧力により次第に洗脳されていく。
・菅井昭次郎(本田博太郎)
福羽地区の地区長で元町会議員。息子を事故で失った悲しい過去を持ち、同じ境地にいる千春に近づく。
・近藤利雄(でんでん)
福羽地区の近くで民宿「源泉館」と農園を営み、町の異常性に気づいてる。他所から来た真崎と麻希の理解者であり、手助けをする。千春とも、ある繋がりがある。
・木本千春(大塚寧々)
福羽地区に住む主婦。5年前、6歳の息子が誘拐殺人事件の犠牲となり放心状態に。隣に越してきた良子と出会い、息子の事件が不可解だった事に気づかされる。
スタッフ
・原作
佐野広実「誰かがこの町で」(講談社)
・脚本
前川洋一
・監督
佐藤祐市
・企画、プロデュース
青木泰憲
・プロデューサー
廣瀬眞子
水野綾子