第27回鮎川哲也賞優秀賞を受賞した、一本木透による同名小説を玉木宏の主演で連続ドラマ化。首都圏を震え上がらせていた無差別連続殺人犯から大手新聞社に届いた「俺の殺人を言葉で止めてみろ」という1通の手紙。犯人は記者の一本木透(玉木)を指名し、新聞紙上での公開討論を要求する。新たな殺人を予告する犯人に対し、一本木は報道記者として言葉の力で立ち向かう。
物語の鍵を握る江原陽一郎役でTravis Japan・松田元太が同局初出演。陽一郎の父・茂を萩原聖人、謎めいた医師・石橋光男を古田新太、心理カウンセラー・小川万里子を高岡早紀、一本木の過去を知る吉村隆一を渡部篤郎が演じるなど実力派が顔をそろえる。
【キャラクター&キャスト】
・一本木透(玉木宏)
太陽新聞社会部に所属する敏腕の遊軍記者。心に傷を抱えながらも、報道に対する信念を貫く。無差別連続殺人犯に新聞紙上での公開討論を要求される。
・江原陽一郎(松田元太)
大学生。母と死別している。
・江原茂(萩原聖人)
陽一郎の父。母を亡くした息子を心配している。
・石橋光男(古田新太)
医師。茂と旧知の仲で謎めいた雰囲気がある。
・小川万里子(高岡早紀)
心理カウンセラー。一本木の大学時代の先輩。
・吉村隆一(渡部篤郎)
太陽新聞社の編集担当取締役。一本木の過去を知る。
【スタッフ】
・原作
一本木透「だから殺せなかった」(東京創元社)
・脚本
前川洋一
・監督
権野元