人の欠点に惹かれて、すぐ恋に落ちてしまうダメ男が、超個性的なクラスメイトの女子たちに片思いを重ねながら成長していく、どこか切なくて愛おしい、回想ハートフルコメディ! 偶然手に入れた小説を盗作して、一躍人気作家になってしまった主人公・枝松脛男(木村昴)が中学時代に恋したクラスメイトの女子たちの中から真の作者を探し出す物語。
キャラクター&キャスト
・枝松脛男(木村昴)
主人公。小説家志望で、主な収入源は害虫駆除のアルバイト。仕事覚えが悪く、バイトリーダーになれた事すらない。父親の教えによって、女性の顔と名前と特徴を覚えるのが得意。逆に男性の事は全く覚えていない。追いこまれて心が乱れたり、恋をして感情が溢れると、頭のツボを押す変な癖がある。中学時代からプロレスは好きで、現実逃避をする際には昔のDVDで試合を見返したり、それにより自分に喝を入れたりもする。ある日、偶然手に入れた小説を盗作し、新人文学賞を受賞してしまう。
・片山美晴(新川優愛)
出版社「鋭心社」文芸部の編集者。長年事務職だったが、3年前に念願の編集部員に。そのため、自分より年下の編集部員に軽く舐められている。人を見る目がないと周囲からは思われている。仕事の上でも、担当した小説家の芽を出せなかったり、他社に奪われたりで「才能クラッシャー」と噂される事も。実際は小説愛が強く、仕事も手を抜かない。今の所、運がなくて結果を出せていない。
・金子充(前原滉)
脛男の害虫駆除バイトの後輩で、隣の部屋に住んでいる。小劇団所属の舞台俳優でもある。脛男が書いた小説が盗作であることを一番最初に知る人物。
・猫魔里菜(結城モエ)
「鋭心社」文芸部の優秀な若手編集者。入社時から編集で、その歴が長いため、先輩の美晴を少し下に見ている。
・枝松スネオ(及川桃利)
中学時代の脛男。「女の子のことを覚えろ」という父親の教えを忠実に守り続けた結果、クラスメイトの女子を全員好きになってしまった純朴な少年。
・梅本 卓磨(阪田 マサノブ)
「鋭心社」文芸部、「月刊・鋭心」編集長。事なかれ主義で、良い人に思われたいため、物腰は柔らかい。問題やスキャンダルを抱える作家のクビは容赦なく切る。セクハラ発言が多く、女性部員から少し疎まれている。
・枝松 富士夫(皆川 猿時)
脛男の父。元学生アマチュアレスリングの猛者。「男は強く逞しく」がモットー。借金返済のために内職もしながら生計を立て、男手ひとつで脛男を育てた。
スタッフ
・原作
爪切男 「クラスメイトの女子、全員好きでした」 (集英社文庫刊)
・脚本
森ハヤシ
鈴木裕那
武田雄樹
・監督
綾部真弥
田口桂
松丸博孝
・チーフプロデューサー
前西和成
・プロデューサー
矢部誠人
黒沢淳(テレパック)
東田陽介(テレパック)
・主題歌
須田景凪「ユーエンミー」(A.S.A.B)