主人公・黒瀬令児役に、連続ドラマ初主演・荒木飛羽が決定!
生まれ育った環境に縛られ絶望の淵にいた高校生の主人公が、ある出会いをきっかけに、生きることは何か…希望を追い求める、“心中”から始まるスーサイドラブストーリー。
黒瀬令児は何もない田舎町で、引きこもりの兄、認知症の祖母、その2人の相手に疲れ切った母親と家族4人で暮らしていた。これからも、何もない町、変わるはずのない日々の中で何も変わらず平凡に生きていく…、そんな毎日に嫌気がさした高校2年生のある日、令児は運命を変える「彼女」と出会う。それは、田舎町に居るはずのない、憧れのアイドル・青江ナギだった。しかし、自分をこの町から解放してくれると直感した、ナギが差し出した救いの手は、“心中”だった―。
何もかも投げ出したい、そんな感情を抱いたときに、頼れる先は…。絶望の先に「光」を見つけることができるのか。
人間の欲望と本性を映し、生きる意味を問う衝撃作の待望の実写化! 絶望の深淵アビスに漂う少年の、前代未聞のスーサイドラブストーリーがここに開幕―。
【キャラクター&キャスト】
・黒瀬令児(荒木飛羽)
17歳。向津高等学校2年生。認知症の祖母、母親、引きこもりの兄の4人暮らし。表面上は普通に振る舞っているが、本当は家族にも自身の暮らす町にも絶望しており、町を出ることを強く願っている。
・青江ナギ(北野日奈子)
20歳。アイドルグループ「アクリル」のメンバー。幼馴染のチャコに勧められて、令児もファンになり、2人の憧れの存在。とある理由で、令児の暮らす町に突如やってくる。
・秋山朔子(本田望結)
17歳。令児の幼馴染。実家の「秋山茶舗」にちなんで愛称はチャコ。令児と同様に、田舎町に絶望を感じており、東京の大学への進学を希望している。
・峰岸玄(堀夏喜)
17歳。令児とチャコの幼馴染。有限会社「峰岸建設」の社長の息子で、高校には進学せず働いている。令児をパシリに使っている。
・似非森浩作(和田聰宏)
46歳。小説家。令児の母親・黒瀬夕子とは中学の同級生。本名は野添旭(のぞえあきら)。しばらく町から出ていたが、実家の母の介護という名目で町に戻ってきた。情死ヶ淵を舞台にした、小説「花の棺」の著者。
・黒瀬夕子(片岡礼子)
46歳。令児の母親。令児とは血が繋がっているが、長男は夫の連れ子。引きこもりの長男と認知症の母親の面倒を見ながら看護助手の仕事を続けている。
・柴沢由里(松井玲奈)
29歳。令児の通う高校の教師。生徒からの愛称は「柴ちゃん先生」。元国体の卓球選手。ルーティン化した教師の仕事に嫌気がさし、退屈な毎日に麻痺しているが、ある日を境に感情が爆発し…。
【スタッフ】
・原作
峰浪りょう「少年のアビス」(集英社「週刊ヤングジャンプ」)
・監督
かとうみさと、湯浅弘章
・脚本
狗飼恭子
・オープニングテーマ
理芽 「インナアチャイルド」(KAMITSUBAKI RECORD)
・エンディングテーマ
SpendyMily「Iris」