白乃雪の同名漫画を、桜田ひより主演で連続ドラマ化。
極度の人見知りで、コミュニケーション能力ゼロ。友達もできず空回りばかりしてしまう大学3年生・辺清美(桜田)にとって、唯一可能なコミュニケーション手段は「料理」だった。
就職活動を前にした清美は、「これまでの自分を変えたい!」と思い切って飛び込んだ定食屋でアルバイトをスタートさせる。“コミュ力ゼロ”のため接客はからきしだが、料理の腕はピカイチ! 思いを込めた料理を通して、ちょっと訳ありなお客さんの心をほぐし、温めていく。
土曜の夜、見るとほっこりとした気持ちになり、そして必ずお腹がすく。
こんな店が近くにあったら行ってみたい。そんな魅力の詰まった定食屋が、この秋、開店!
キャラクター&キャスト
・辺清美(桜田ひより)
小正大学・国際教養学部3年生。極度の人見知りで、コミュニケーション能力ゼロのため友達がいない。世の中に上手く順応できない自分に価値を見いだせず悩んでいる。
幼くして両親を亡くし、叔母夫婦に育てられる中で、誰かのために料理を作る喜びを知る。一度食べた料理や食材、調味料の配合まで分かる“絶対味覚”を持つ。アルバイト先の定食屋では、お客さんに合わせた味を次々と提案するなど、料理を通じてコミュニ ケーション力が芽生えていく。
・中江清正(窪塚愛流)
善次郎の息子で、小正高校3年。母を亡くして以来、父と2人暮らしだが、素直になれ互いに壁を感じている。突如現れたアルバイトの清美に面食らうも、彼女を通して父の作る食事や思いを理解していく。
・鈴代桜(工藤美桜)
小正大学医学部の3年で、学年トップの成績で入学した秀才。華やかで周りにはいつも人がいて、課題やレポート作りで頼りにされているが、実は人に言えない悩みを抱えている。
・楠木ハル(峯村リエ)
『阿吽』と同じ商店街にあるフラワーショップの店主。善治郎の幼馴染で、亡くなった妻とも親しかったため、善次郎と清正のことをいつも気に掛けている。お節介なようで、他人が抱える悩みを拾い上げズバッと進言、悩める人々を優しく後押しする。
・辺明美(原沙知絵)
清美の叔母。事故死した兄の替わりに、清美を5歳の頃から育てている。「清美のゴハンは元気になる」と励まし、清美が料理を作る喜びを知るきっかけとなった人物。地方で働いていた夫が戻ってきてやがて妊娠、それをきっかけに清美が仕送りを断るようになったと感じ、心配している。
・中江善次郎(渡部篤郎)
定食屋「阿吽」の店主。1年前に妻を亡くして以来、息子との関係に悩んでいる。清美の料理の才覚を尊敬し、受け止めている。清美の友達作りをそっと後押しするなど、次第に家族のような関係へと変化していく。
スタッフ
・原作
白乃雪「あたりのキッチン!」(講談社アフタヌーン KC)
・脚本
橋本夏
・演出
岩田和行、菊川誠、本間利幸、木下高男