相棒season22 テレビ朝日系 10/18(水)スタート 毎週水曜 後9:00~9:54

水谷豊×寺脇康文出演の人気刑事ドラマ。再会2年目を迎えた伝説のコンビが、新たなる挑戦へ!

大人気刑事ドラマシリーズの22作目。前作にて14年ぶりにコンビ復活を遂げた杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が、引き続き「相棒」として新シーズンに挑む。

ある一人の女性に頼まれ、人探しを始める特命係。やがて、その謎の人物は日本を震撼させた重大事件とつながっていることが判明し、特命係は危険な潜入捜査へ。しかし、幾重にもからまる事件の深層に潜んでいたのは、あまりに巨大な陰謀で…!?

新シーズンでも、まさに「相棒」でしか描くことのできない珠玉のミステリーを展開していく。伝説のコンビが新たに立ち向かうのは、どんな“悪”なのか?

キャラクター&キャスト

・杉下右京(水谷豊)
名推理で事件の謎を解き明かす特命係の係長。キャリアとして警察庁に入庁後、警視庁に出向となり、経済事件などを扱う捜査二課で辣腕を振るう。しかし、切れモノ過ぎるゆえに上層部からにらまれ、特命係という閑職に追いやられてしまう。以降、配属された部下が次々に辞めていくため、“特命係は人材の墓場”などと揶揄されていた。それでも好奇心から度々事件に首を突っ込み、事件解決に挑む。

・亀山薫(寺脇康文)
出戻りで特命係に復帰した右京の“初代相棒”。親友が殺害された事件をきっかけに、警視庁を退職し、腐敗が蔓延する南アジアの小国サルウィンに移住。その後、教え子たちが腐敗政権を打倒し、親善使節団の一員として一時帰国した際、右京と再会。新政府のリーダーをめぐる事件に巻き込まれた結果、サルウィンからの退去を命じられ、妻の美和子と共に帰国。伊丹の“口利き”によって特命係に復帰した。

・小出茉梨(森口瑤子)
小料理屋『こてまり』の女将。政財界の要人など、そうそうたる顔触れの著名人からひいきにされていた元芸者。芸名の小手鞠(こてまり)が、店名の由来になっている。峯秋の紹介で店を知った右京は、亘とともに常連に。客足はさっぱりだが、本人いわく、店は趣味でやっているのだという。

・亀山美和子(鈴木砂羽)
薫の妻。元々は、帝都新聞社会部の記者で、その後、フリージャーナリストとして活動していたが、薫と共にサルウィンに渡った。その後、薫と帰国し、日本で新たな生活を始める。

・伊丹憲一(川原和久)
殺人などの凶悪事件を扱う捜査一課の刑事。事あるごとに捜査に首を突っ込んでくる「特命係」を疎ましく思っており、嫌悪感をあらわにする。その一方、警察官としては実直な正義感を持ち、上司からの理不尽な命令には反旗を翻す熱血漢でもある。しかし、仕事人間ゆえにプライベートは空疎。独身。

・芹沢慶二(山中崇史)
伊丹とコンビを組む捜査一課の刑事。普段は先輩である伊丹を立てているが、調子のいい性格から余計な事を口にし、伊丹の機嫌を損ねることも少なくない。また、「特命係」を毛嫌いしている伊丹と違い、その能力を認めており、場合によっては捜査情報を提供するなど、協力することもいとわない。

・出雲麗音(篠原ゆき子)
交通機動隊の白バイ警官だったが、銃撃事件の後遺症もあって、捜査一課に異動となる。背景には、庁内での女性の地位向上を狙う美彌子の働き掛けがあったという噂が。刑事部の男たちからは煙たがられるが、まったく動じることなく受け流す強さとしたたかさを持っている。

・角田六郎(山西惇)
銃器の取り締まりや麻薬捜査などを行う薬物銃器対策課の課長。特命係が、課の奥の一室に位置していることもあって、「ヒマかっ?」というお決まりのフレーズを口にしながらフラリと現れる。特命係のコーヒーを飲みながら雑談を交わす中で、角田の何気ない一言が、事件解決のヒントになることも。数少ない、特命係の理解者。

・益子桑栄(田中隆三)
鑑識課のベテラン。無愛想ながらも鑑識の腕は確かな職人気質の人物。作業中は現場に鑑識課員以外がいることや余計な口を出されることを嫌い、捜査一課の刑事であろうと邪険に追い払う。同期の伊丹とは気の置けない関係で、大々的に鑑識を動員できない非常事態の際などに融通を利かせてくれる。

・大河内春樹(神保悟志)
警視庁の内部で警察官の不正を捜査する監察官。規律を重んじ、無表情に身内の悪を裁くため、冷血漢のようにも見える。ときにルールを無視する特命係にも目を光らせているが、右京の能力には一目置いており、密かに上層部の判断を知らせて危険を回避させることもある。ラムネが小さいころの好物。

・中園照生(小野了)
内村刑事部長の腰巾着的な存在。刑事部の事件に首を突っ込んでくる「特命係」の動きをけん制し、捜査から排除しようとする。それは上司として頭が上がらない内村の意向を汲んでのことだったが、内村が正義に目覚めてからの言動には困惑している。いっぽう、内心では特命係の能力を認めていて、個人的な捜査依頼をしたことも。

・内村完爾(片桐竜次)
捜査一課をはじめとする刑事をまとめる責任者。特命係の存在を苦々しく思っていたが、組長と昵懇の関係にある暴力団絡みの事件で臨死体験したのを切っ掛けに、人格に異変が。以来、「ないがしろにしてきた正義を取り戻す」などと正論を吐き、特命係にも寛容な態度を示す。

・衣笠藤治(杉本哲太)
警視庁のNo.2で、サイバーセキュリティ対策本部の発足に携わった人物。青木の父と竹馬の友で、青木の採用にも力を貸したという噂がある。かつて警察庁No.2だった峯秋とは、警察組織内の力関係を巡ってけん制し合う間柄。また以前、自身の娘が殺人事件の目撃者になった一件に特命係が首を突っ込んだ経緯から、その存在を疎ましく感じていて、廃止の機会を虎視眈々と狙っている。

・社美彌子(仲間由紀恵)
警察庁のキャリア官僚として内閣情報調査室に出向していたが、その後、警視庁に出向というかたちで広報課長に就任。アメリカに亡命したロシア人スパイと深い関係にあったが、彼の死を機に思いを断ち切り、シングルマザーとして忘れ形見である一人娘を育てている。そうした経緯もあり、庁内での立場は複雑だったが、官房長官だった鶴田翁助の失脚を利用し、内閣情報官という要職を手中にした。背後には、国家公安委員長・鑓鞍兵衛の口利きがあったといわれるが、真相は不明。

・甲斐峯秋(石坂浩二)
以前は警察庁No.2である次長の職にあったが、特命係に所属していた息子の享(成宮寛貴)が起こした連続傷害事件を受け、警察庁長官官房付のポストに事実上降格される。それでも、権力の回復をしたたかに目論んでおり、警視庁副総監の衣笠とは牽制し合う関係。そんな中、衣笠に特命係の指揮統括を押しつけられるが、それさえ利用しようと策謀を巡らせている。

スタッフ

・脚本
輿水泰弘ほか
・監督
橋本一ほか