福原遥と深田恭子がダブル主演を務め、夢に向かって歩き始めた18歳の妊婦、アラフォーで恋を後回しにしてきたビジネスパーソンという2人の女性が年の差を超えたシスターフッド(女性の絆)を築き、それぞれ訳あり男性と恋に落ちるラブストーリー。
キュレーターになることを夢見ているが、予期せぬ妊娠によって人生が一変する仲川有栖を福原が、やり手のアートスペシャリストだが恋愛からは遠ざかっている成瀬瞳子を深田が演じる。2人がそれぞれ恋に落ちる訳あり男性役で、有栖の近所に住むダンサーを目指す大学生・黒澤祐馬に鈴鹿央士、瞳子と金沢で運命的な出会いをする美術品輸送専門ドライバー・加瀬息吹に上杉柊平が扮する。
【キャラクター&キャスト】
・仲川有栖(福原遥)
最愛の母から影響を受けて美術館の学芸員となり、海外で活躍できるキュレーターになることを夢見ているごく普通の高校3年生。その母を11歳のときに突然病気で亡くしてからは、消防士の父と二人暮らし。推薦で大学の文学部芸術学科への進学も決まっていた最中、予期せぬ妊娠によって18歳の人生が一変する。
・成瀬瞳子(深田恭子)
もうすぐ40歳になるバリバリのビジネスパーソン。現代アートを扱う会社で、アートとビジネスを繋ぐ仕事をしているやり手のアートスペシャリストだが、10年間恋はマナーモードのまま。そんな年の差が倍以上で生き方も立場も違う2人が偶然出会うことで、お互いの人生が大きく変わる。
・黒澤祐馬(鈴鹿央士)
有栖の家の近所のボロアパートに住む大学生。有栖と同じ大学に通っている祐馬は、将来はプロダンサーとして生きていきたいと思っているが、有栖に話せない訳ありの事情がある。
・加瀬息吹(上杉柊平)
美術品輸送専門ドライバーだが、かつてはプロでも活躍した野球選手だった。口下手で不器用な性格から、周囲からは不愛想に見られることが多い。瞳子と金沢で運命的な出会いをする加瀬にも自分の中で抱えている訳ありの過去がある。
・西村世奈(出口夏希)
有栖と同じ高校の美術部員でムードメーカー的な存在。有栖の親友であり、有栖の妊娠が分かったときも親身に相談に乗ってくれる頼もしい存在。
・根本留依(長澤樹)
有栖のもう一人の親友。寡黙なところがあり、有栖・世奈・留依の親友3人の中ではいちばん冷静で周りの人間関係の変化にも敏感に気づくタイプ。
・麻生康介(八木勇征)〈FANTASTICS〉
有栖の高校の2年先輩で現在は大学生となり美⼤に通っている。絵を描くことが得意で、高校の美術部では後輩たちの憧れの存在。有栖とは美術部で出会い、付き合うことになるが、有栖の妊娠をきっかけに2人の関係に変化が生じていく…。
・光峯綾香(嵐莉菜)
アートギャラリーの社⻑令嬢で帰国⼦⼥の大学院生。国内外の多くのアーティストと知⼰があり、キュレーターとしての活動をすでに始めている。
・仲川真理(美村里江)
有栖の亡き母。高校の美術教師として働いていたが、市郎(安田顕)と結婚し有栖を出産した後は専業主婦に。幼い有栖を連れて美術館に足しげく通ったことで有栖はアートが好きになり、美術館の学芸員になって将来は海外で活躍できるキュレーターとなることがいつしか有栖の夢となった。突然の病気によって40歳という若さで亡くなってしまう。
・柴崎薫(松本若菜)
柴崎レディースクリニックを開業している産婦人科医。瞳子とは高校時代からの親友で、現在は瞳子の主治医でもある。
・成瀬貴美子(片平なぎさ)
いつまでも仕事ばかりで結婚しない娘を心配する瞳子の母。その実、自立した娘を自慢に思っており、娘の結婚を急かす以外は仲の良い親子関係を築いている。
・仲川市郎(安田顕)
有栖の父。消防士として働きながら男手一つで18歳の娘を育てる悩めるシングルファーザー。
【スタッフ】
・脚本
龍居由佳里、木村涼子
・主題歌
Ado「向日葵」(ユニバーサル ミュージック)