119番通報に応答し、適切に救急車、消防車の出動を指令する消防局の通信指令センターに勤める指令管制員(ディスパッチャー)たちが、困難な状況にチームとして立ち向かう中で、それぞれに抱える葛藤や問題を乗り越えて成長していく群像劇。
キャラクター&キャスト
・粕原 雪(清野菜名)
横浜市消防局・司令課3係指令管制員。2年間の現場勤務を経て、自ら司令課への異動を希望した。消防司令センターの中では最も日が浅い新人。集中力が高く、洞察力にも優れているため、通話の応答の中でわずかなヒントとなる情報を見落とさない。一度聞いた声や音は不思議と忘れないでいられることも特技。
・兼下 睦夫(瀬戸康史)
横浜市消防局・司令課3係指令管制員。雪の教育係でもある。既婚者で小学生の息子を持ち、息子のことになると何を置いても優先する子煩悩な一面も持ち合わせる。
・新島 紗良(見上愛)
横浜市消防局・司令課3係指令管制員。指令管制員としての能力が高く、電話越しでは常に冷静沈着な態度を崩さない。ただ、オフの社交性は皆無のため、仕事以外の時間に必要以上に他人と関わろうとはしない。雪より年齢は若いがキャリアは先輩。
・与呉 心之介(一ノ瀬颯)
横浜市消防局・司令課3係指令管制員。救急救命士の資格を持っているため、通話越しに心臓マッサージを指示するなど、救命措置を行うのが得意。普段の物腰は柔らかいが、頭に血が上りやすく、通報者から文句を言われたり罵倒されたりするとつい強く言い返してしまって、問題になることも…。
・箕輪 健介(前原滉)
横浜市消防局・司令課3係指令管制員。学生時代の夢は落語家だったが、しゃべりの練習に始めたコールセンターのバイトで適性を認められ、周りの薦めもあって指令管制員に。
・高千穂 一葉(中村ゆり)
横浜市消防局・司令課3係係長。個性的なメンバーをまとめるリーダーで、自ら通報に対処することもある指令管制員。論理的な思考の持ち主で、常に指令センター全体を見て的確な指示を出すことを心がけているが、部下の人間関係の悩みには対応に困ることも。また、仕事終わりや休日に飲むのが好きで、お酒が入ると関西弁になる一面も。
・堂島 信一(佐藤浩市)
横浜市消防局・司令課3係主任。ほんのわずかな音の違いも聞き漏らさず、状況の変化に気づいて的確な指示を出すことができる、通称“伝説(レジェンド)の指令管制員”。長らく現場を離れて管理職となっていたが、定年を期にある思いがあって再任用の指令管制員として指令センターに戻る。高千穂一葉とはかつて上司と部下だった頃からの旧知の仲で、お互いのことをよく知っており、信頼しあっている。
スタッフ
・脚本
橋本 夏
小柳啓伍
・演出
水田成英
並木道子
丸谷俊平
・プロデューサー
渡辺恒也
・主題歌
羊文学「声」(F.C.L.S./Sony Music Labels)