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TVガイドみんなドラマ編集部
2022.1.13
✒ドラマと音楽のイイ関係 vol.7 「東京ラブストーリー」
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名作ドラマの陰に、名曲あり――。
ドラマに欠かすことができないもの、その一つが音楽。
国民的大ヒットとなった主題歌や、名シーンの後ろで流れていた劇伴(げきばん=BGM)など、あの曲がドラマを観る側の気持ちをぐーっと高めてくれた……そんな経験は誰しもあるはず。

ミュージシャン/音楽プロデューサーのクニモンド瀧口さんが紹介するドラマの名音楽、今回は1990年代を代表する恋愛ドラマの世界です。

 

 今回ご紹介するドラマは、1991年1月7日から同年3月18日までフジテレビ系の「月9」枠で全11話放送されたテレビドラマ『東京ラブストーリー』です。
 1993年には特別編として、数年後という設定で、出張のため後輩社員と愛媛県に来たリカの姿が描かれました。また2021年、29年ぶりに現代版としてリメイクされ、動画配信サービスで配信されています。

 放送当時は、社会人として働いていたんですが、柴門ふみ原作ということで、ちょっと気になっていたドラマで、ビデオに録画して観ていました。回を重ねるにつれ、職場でも話題になり、休憩時間によく感想を話し合っていました。

 簡単なあらすじです。
 愛媛から東京の会社にやってきた永尾完治(織田裕二)は幼なじみの関口さとみ(有森也実)が好きだった。しかし、さとみは完治の同級生 三上(江口洋介)に心惹かれていた。完治は同じ会社で知り合った赤名リカ(鈴木保奈美)から一途に愛を打ち明けられ、その恋愛は成就するように見えたが・・・


 上司との不倫や、優柔不断な事ことで引っ掻き回してしまうなどヤキモキするシーンが多く、毎回楽しみで。なかでもリカの台詞「カンチ、セックスしよう」や、カンチとリカのほのぼのとしたやり取りから、せつない展開になるシーンなど、見どころ満載でした。名台詞「ずっちーな!」は何度でも聞きたくなります(笑)。

 このドラマがこんなに支持されたのも、キャラクターがそれぞれ立っていて、感情移入してしまうところではないかと思います。特にカンチとリカは男性の視点、女性の視点でそれぞれ感想が異なり、「わかるな〜」と思ったり、「もう!カンチのバカ!」と、その繰り返しで、気が付いたら次回が見たくなったりするという感じで観ていました。
 最近見返して思ったのは、1991年ということもあり、ファッションがひと回りして、今っぽいな、という点です。ジャケットやパンツが少し大きめのシルエットで、その視点で見ても面白いと思います。

フジテレビ系「東京ラブストーリー」
▶イラスト:emi555

 

 主題歌は、小田和正さんの「ラブ・ストーリーは突然に」。
 実は、中学生時代からオフコースを聴いていたので、この曲はしばらく慣れませんでした。小田さんの声なんだけどオフコースとは違っていて、どこかパンチ力が強い曲だったんですよね。一方、オフコースはソフトな印象だったのです。
 しかし、ドラマのストーリーが進んでいくにつれ、ドラマチックなシーンでこの曲が流れるんですよね。佐橋佳幸さんが弾く、あまりに有名なギターのイントロを含め、もうこの曲じゃなかったら成立しないぐらいのベストマッチです。
 いま聴いてもドラマのシーンが浮かんでしまうぐらい、強烈に残る曲となりました。

 そして、劇伴は日向敏文さんが担当していました。日向さんといえば『愛という名のもとに』(1992年、フジテレビ系)や『ひとつ屋根の下』(1993年、フジテレビ系)などの劇伴が有名です。最近では『ひとつぶの海 (Reality In Love)』や『Chat d'Ete 夏の猫』といったアルバムが、レコードでリイシューされ話題になりました。アンビエントや、エレクロトニカのファンにも人気がある作曲家です。

 『東京ラブストーリー』で流れた音楽のなかに「Tenderly〜Rica’s Theme」という大好きな曲があるんですが、これもドラマチックな場面で使われていました。胸がキュッと締め付けられるような曲で、いつまでも聴いていたくなります。
 サウンドトラックとしてCDにもなっていて、当時購入しました。ドラマのシーンを思い出すのも良いですが、1枚のCDとして楽しめる内容となっています。
 今はサブスクでも聴けるので、ぜひ聴いてみてください。

 

📺番組情報

『東京ラブストーリー』(1991年、フジテレビ系)

【出演】
鈴木保奈美/織田裕二/有森也実/江口洋介/千堂あきほ/中山秀征 ほか

関連リンク

 

Profile 

クニモンド瀧口(流線形)

2003年に、流線形として音楽活動を開始。
2020年、NHKドラマ「タリオ -復讐代行人の2人-」のサウンドトラック『Talio』を流線形/一十三十一の名義で発表のほか、3枚のアルバムをリリース。
音楽プロデュースの代表作として、一十三十一『CITY DIVE』、ナツ・サマー『葉山ナイツ』、古内東子「Enough is Enough」などがある。
2019年にはクリエイティブディレクター南貴之氏と、シティポップとファッションのイベント『FASCINATION』を開催するなど、今日のシティポップブームの立役者の一人。

 

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