杉並中央署「なんでも相談室」にいた、KY キャリア警視・冬彦(小泉孝太郎)と口の悪い・寅三(松下由樹)が現在所属するのは警視庁特命対策室第5係。エリート集団の雑務だけを請け負ういわば落ちこぼれ部署だ。署員はZ世代の備品係・美雪(仁村紗和)、頼りなさげな係長・山花(尾美としのり)。しかも冬彦らのせいで“ゼロ係”と呼ばれるように。そんな中、希久子(床嶋佳子)という相談者が訪れ、2年前に金沢で起きた殺人事件の無実を証明してほしいという。事件直後に息子・公麻呂(時任勇気)が自殺を図り、被害者・玲佳(田中真琴)にストーカー被害を訴えられていたことなどから、裁判を開かぬまま殺人犯にされてしまったという。早速公麻呂の日記に目を通した冬彦は、何かが引っかかり、突然「金沢に行く」と、禁止されている捜査を勝手に始めてしまう。