航空自衛隊航空救難団に所属し、「人命救助最後の砦」と呼ばれる救難員【通称PJ(パラレスキュージャンパー)】を育てる救難教育隊の主任教官・宇佐美誠司と、PJを目指して超難関の選抜試験を突破してきた訓練生たちが1年に及ぶ“地獄”の訓練に立ち向かう姿を描く。
キャラクター&キャスト
・宇佐美誠司(内野聖陽)
自衛隊の隊員で階級は曹長。小牧基地で救難教育隊の主任教官を務める。熱く、まっすぐな性格。自衛隊入隊後は、抜きんでた体力と精神力で、難関の航空救難団・PJの選抜試験にも見事合格する。救難員として順調にキャリアを積んでいたが、ある救難作業中に右ヒザを故障し、現在は救難教育隊の主任教官を務めている。
・沢井仁(神尾楓珠)
幼い頃に山で父と遭難し、航空救難団に救出された。しかし、父の救出はかなわず帰らぬ人に…。父の死は自分のせいで、母を苦しめることになったと強い自責の念を抱いている。“あのときの父を救える男になりたい”と航空自衛隊に入隊し、救難団の選抜試験にも一発合格した。ムキになると周りが見えない性格。宇佐美の意を理解できず、反発する。ほかの訓練生も仲間とは思えず…。
・藤木さやか(石井杏奈)
幼い頃から活発で、高校時代には水泳で全国上位の記録を残すなど、運動能力が高い。深い付き合いをしている友人はおらず、死ぬことを怖いと思ったこともない。自分を試すため、航空自衛隊に入隊。救難団の存在を知り、選抜試験にチャレンジ、女性初の合格者となった。
・白河智樹(前田拳太郎)
幼い頃、父親が仕事に失敗して蒸発。以降、養護施設で育つ。施設の仲間たちの希望になりたいという気持ちから救難員を目指す。2度目の挑戦で、トップの成績で合格。他の訓練生からも頼られる硬派な存在。
・長谷部達也(渡辺碧斗)
父は自衛隊幹部。そんな父への反発から、自分の道を歩みたいと救難員を目指す。堅物な父とは正反対の宇佐美に憧れを抱いている中性的なキャラクターの持ち主。他の訓練生に比べて成績が劣り、高所恐怖症。
・西谷ランディ―(草間リチャード敬太<Aぇ! group>)
“日本人として生きたい“という思いから自衛隊に入隊。さらに高みを目指すべく、救難員の道を歩み始める。日本語が好きで名言格言オタク。争いを好まず、人の痛みに寄り添える性格。仲間の異変に気づいてあげられる優しさをもっている。
・東海林勇気(犬飼貴丈)
妻子あり。被災地での救難活動をニュースで見てから、救難に興味をもつように。自衛隊入隊後は、ラストイヤーで選抜試験に合格。宇佐美から学生長に任命される。しかし子どもができて以降、妻からは救難員の仕事は辞めてほしいと言われている。
・近藤守(前田旺志郎)
中高時代は野球に打ち込むがまったくモテず、大学では先輩女子の誘いで山岳部に入部。山の楽しさを知るも、先輩との恋は実らず…。寂しさを山にぶつけている間に留年。卒業後は自衛隊へ。1度目の選抜試験に落ちてからは本気で救難員を目指す。天然で少し軟派な愛されキャラ。
・乃木勇菜(吉川愛)
宇佐美の娘。大学4年生。両親の離婚により、現在は母と暮らしている。家庭を顧みず、仕事に打ち込んできた宇佐美を自分勝手な父親だと感じ、反発心を抱いている。しかし、卒論のテーマに「航空救難団」を選び、訓練の様子を見学するため、小牧基地にやってくる。
・大山順一(眞島秀和)
救難員・1等空曹。宇佐美の能力に惚れ込んでいるが、どちらかというと考え方は教育隊長に近い。自分が救難教育隊を引き締めなければならないという思いが強いため、訓練生たちにはとことん厳しい。
・仁科蓮(濱田岳)
救難員・1等空曹。教官になった宇佐美が初めて送り出した訓練生で、宇佐美を慕っている。訓練中は厳しいが、それ以外の時間には相談に乗ったり、バカ話をしたり、宇佐美に振り回される訓練生たちのアニキ的存在。
・乃木真子(鈴木京香)
宇佐美の元妻。自衛隊入間病院で働く看護師長。離婚後、娘の勇菜と暮らしている。サバサバした性格で仕事熱心。自立した女性だと若い看護師の憧れの的だが、実は家事は少し苦手。「人に頼るのが嫌い」と言いつつ、食事は宅配に頼りがち。別れた後も、ひそかに宇佐美のことを気にかけている。
スタッフ
・脚本
髙橋泉
・監督
平川雄一朗 ほか
・ゼネラルプロデューサー
服部宣之 (テレビ朝日)
・プロデューサー
後藤達哉(テレビ朝日)
中込卓也(テレビ朝日)
森川真行(ファインエンターテイメント)
清家優輝(ファインエンターテイメント)
・主題歌
Vaundy「僕にはどうしてわかるんだろう」(SDR/Sony Music Labels Inc.)